私は、ブルボンの「アルフォート」が大好きです。コストコでお得な大袋サイズを買っている話は、前記事の通りです。
息子は、小麦・乳・クルミ・ナッツ(クルミ・カシューナッツ)のアレルギーがあります。小麦粉の生地と乳成分入りチョコレートから成るアルフォートは、食べることができません。
そんな息子に、「ボクも、アルフォート食べたい」と言われたら?
私なりに頑張った、食物アレルギー対応アルフォートの姿をご紹介します。
身近すぎたアルフォートの存在
私がいくらアルフォート好きだからと言っても、アルフォートが食べられない息子の前で、気にもせずボリボリ食べていたわけではありません。
私は、息子とおやつを食べる時はいつも、息子も食べられるお菓子を一緒に食べるか、同じ類のものを食べています。
例えばチョコレートを食べる場合、「乳成分不使用チョコ」を一緒に食べる時もあれば、息子だけ「乳成分不使用チョコ」を食べて私は普通のチョコを食べる、という具合です。
息子が食べられないアルフォートは、私が一人の時か、息子に気が付かれないタイミングで食べていました。
コストコで買ったアルフォートの大袋は、食器棚の一番上の奥にしまっていました。

それなのに、息子はなぜか「アルフォート」の名前を知っていました。
私がドリップコーヒーの粉を詰め替えようと、食器棚の扉を開けた時に、ダイニングテーブルに座っていた息子から、食器棚の中が一瞬”丸見え”になり、「アルフォートだ!」と叫んだのです。

なんでって…。
好きだから、君がいない時に一人で食べるため…
コストコで買ったから…

質問に答えられず、言葉に詰まって逆質問すると・・・

※体操教室 = 通っている療育(児童発達支援)のこと
どうやら、療育のおやつタイムで出されるカゴの中に、アルフォートが登場。
息子は食物アレルギーがあるため”おやつ持参”ですが、他の子がカゴからアルフォートを選んで食べているところを見て、アルフォートの存在を知ったようです。

いつもは「食べられる?」と聞くのに、「食べてみたい。」と言われました。
息子は「うちにもアルフォートがある」と知ってしまい、私は「お母さんが用意したお菓子ならボクも食べられるのか?」と期待させてしまったことを悟りました。
他の子がアルフォートを食べているのを見て、羨ましかったのかな…と察しました。
即席!米粉クッキー+乳不使用チョコで「ゆきまるアルフォート」
「アルフォート食べたい」発言の数日後、”アルフォートふうお菓子作り”をする時間もなく、療育がある日を迎えました。
療育には、おやつを持参します。このままだと「ボクのアルフォート、作ってくれた?」と聞かれてしまいます。
言われる前に、「これが今日の”ゆきまるアルフォート”だ、ジャジャーン」と見せて先手を打たなければ。
※息子はASD(自閉症スペクトラム)。息子の思考に対して後手後手になると癇癪につながり、先手先手でイメージさせていけば上手くいく傾向あり。
ということで・・・
準備したもの1.米粉クッキー

自宅にある米粉クッキーを用意。
この時、食料庫にあったのは「甘酒クッキー」です。

甘酒クッキーは、小麦・乳製品・卵が不使用のアレルギー対応お菓子です。
個包装だから、持ち歩きにも保管にも便利ですよ。
準備したもの2.乳成分不使用のチョコレート
次に、板チョコタイプの乳不使用チョコレート。
うちには、辻安全食品の元祖板チョコ、もぐもぐ工房のミルクフリーチョコレート、ニッコーのアレルゲンフリーチョコレート等、たくさん常備してあります。
米粉クッキーと一緒に使う時点で、もう薄々お気付きだと思いますが、今回はクッキーと同じくらいの厚みがベストなので、ニッコーのアレルゲンフリーチョコを選びました。
もぐもぐ工房のミルクフリーチョコレートだと、板状ではなく凸凹があり、今回の用途としては、ちょっと分厚いです。
準備したもの3.食品OKの小さなビニールバッグ

最後に、100円ショップで買った小分け用のビニールバッグです。
保存用のジッパーが付いているタイプは、たいてい「食品には適しません」という注意書きがあるので要注意。

私は、息子の「おやつ持参」に備えて、食品OKの小袋をストックしています。
「アルフォート」と書いて出来上がり!

これらを1つにまとめて、表に「アルフォート」と書いたマスキングテープを貼ります。
即席、アレルギー対応『ゆきまるアルフォート』の出来上がり!

裏はこんな感じです。
・・・アルフォートという意味では、チョコレート側が表か?
息子には「チョコがくっついてない」と言われました。
アルフォート目指して!小麦・乳アレルギー対応チョコ&クッキー作り

「今度、チョコとクッキーがくっついた、アルフォートみたいなやつ、作ってあげる。」
と息子と約束しました。
リベンジ第1弾は、尾西のライスクッキーを使います。
尾西のライスクッキーは賞味期限が長いです。私は息子の非常食を兼ねて大量にストックしています。今回のように、急に米粉クッキーを使う時にも使えますよ。

そして、乳成分不使用チョコレートを湯煎して溶かします。
この時は、もぐもぐ工房「ミルクフリーチョコレート」と辻安全食品「元祖板チョコ」をミックスしました。
※あえてミックスしたのではなく、残量が足りないのでもう1つ開封しただけ

アルフォートのように、「チョコレート側が上」だと分かるように、ライスクッキーの(裏ではなく)表側に、溶かしたチョコレートを付けます。

ライスクッキーをチョコレートから拾い上げると、こんな感じ。
上手い具合に、片面だけチョコレートでコーティングされました。

あとは並べて、チョコレート部分を冷やし固めるだけ。
冷蔵庫に入れて、1時間くらい放置しておいたら、チョコレート表面の光沢がなくなり、チョコらしく固まっていました。
これを食品OKの小分け袋に入れれば、小麦・乳アレルギーでも食べられるチョコ&クッキー、名付けて「ゆきまるアルフォート」の出来上がりです。
これも即席と言えば即席ですが…
リベンジ第2弾は、長方形の米粉クッキーを焼いて、乳成分不使用チョコレートを板チョコ状態のまま、湯煎チョコレートで溶接したいと思います!

※米粉でできた、やさしいお菓子が買えます。