【発達障害と衣服】”まえ”と書かれたタグもある!ASD息子の洋服「後ろ前」対策

注意散漫、臨機応変ができない、いやいや感覚統合の未熟さが原因か-?

原因を探っても答えは見つかりませんが、息子は小さい頃から、自分で着替えをすると、洋服が後ろ前になりがちです。

息子は、ASD(自閉症スペクトラム障害)。「衣服の後ろ前」が発達障害に関係するのかは断定できませんが、今回はそんな息子の洋服「後ろ前」対策について、まとめました。

一般的な「お着替えポイント」は理解しているけれど?

洋服の前と後ろを正しく着るために、気を付けるポイントは一般的に決まっています。

  • タグが後ろ(左)
  • 絵柄が前
  • ポケットが前の横

などなど。

私も一般論に準じて、息子に教えました。

自宅での朝の着替えだけでなく、保育園では何度も着替えがあります。外遊びで汚れたら着替え、お昼寝の前にパジャマに着替え、起きたら洋服に着替え、夕方の園庭遊びで汚れたら着替え・・・。

1日に何度も着替えるので、年少クラスくらいにもなれば、教えた「お着替えポイント」に従って、自分で着替えられるようになりました。(スピードは他の皆より遅い)

だけど、その「お着替えポイント」が当てはまらない、イレギュラーなタイプの衣服の場合は、高い確率で”後ろ前”姿。それは5歳になってからも続きました。

上(トップス)よりズボンが難しい?「まえ」と書かれたタグがある

イレギュラーなタイプの衣服。これは、上に挙げた「お着替えポイント」が”ない”という単純パターンとも限らない。

”ある”のに違う、という衣服に着替える時が、難関でした。

定型発達の子、機転が利く子・・・の場合は、教えられた「お着替えポイント」をベースに「この洋服だったらこうかな?」と考えることができるのかも。

息子の場合は、教えられた「お着替えポイント」が合致しないと、「印がないから、どっちでも良い」と理解してしまうのか、適当に着てしまう・・・

と思っていたら、それは本当に「前後が分からない場合」のこと。

どうやら、息子なりに「お着替えポイント」を尊重して従った、にも関わらず、前後が逆!という事態が多発しました。

そう、例えば、

タグは「うしろ」だよ。

と教えていたのに、

ま え

と書かれたタグが、お腹のウエストゴムの内側に付いているズボンがありました。つまり、ズボンの「前」にタグが付いていたのです。

息子は、私が教えた通り、ちゃ~んとタグを後ろにして履いたのでした。

このタイプは、キッズパジャマのズボンに多いです。

それから、いつも後ろ前に履いていた洋服のズボン。他のズボンと何が違うのか?と良く見たら、ポケットが前後に付いているタイプでした。

ポケットは後ろ、ポケットは前の横、という単純な説明だと一筋縄ではいかぬ、ちょっとデザイン性のあるズボンは要注意ですね。

ズボンは1つずつ具体的に「後ろ前」を説明

ということで、ズボンは「後ろ前」対策に行き着くまで苦戦しました。

息子が持っているズボンの数は限られているので、5歳途中からは、一般論ではなく、ズボンごとにルールを決めました。

息子のズボン1つ1つを見せながら、

このズボンは、斜めのポケットが付いている方が「まえ」。
このズボンは、「まえ」って書いてある方が「まえ」。
これは、普通のズボン。英語と「100」って書いてあるタグが「うしろ」。

のように、具体的に説明しました。

息子は、視覚優位な発達凸凹で、記憶力は「凸」の優れている側の能力です。だから、実際にズボンを見ながらの具体的な説明に、効果がありました。

息子
これは、こっちが「まえ」のズボンだ!

6歳になった今では、自分で「このズボンの前はこっち」と言いながら、履いている姿を見かけます。

◆補足

具体的な説明を始めると、多くのASD児の場合は、質問攻めに合うかもしれません。

うちの息子も、タグの(サイズの)「100」を見て、
息子:「100が”後ろ”・・・100って何?」
私:「身長のこと。100cmっていう意味だよ。」

息子:「ぼくは、100cmじゃなくて、106cmだよ。」
私:「洋服は、90、100、110、120・・・とかのサイズしかないよ。」

息子:「どうして!?」
私:「100、101、102、103、104、105・・・って全部作ったら、疲れちゃうでしょう?」

という具合でした。

でも、たいてい5~6個の質問に答えていくと、「そっか!」と言って、質問攻撃が終わる時が来ます。一度「そっか!」に行き着けば、次は「この前、教えなかったっけ?」で済むことが多いです。

もちろん埒が明かず、「そっか!」の直前の回答は、「これ以上、どうしてどうして?って考えても分からない。もう答えない。ゆきまるが勉強して分かったら、お母さんに教えてくれれば良いんじゃない?」の時もあります。

質問攻めにぶち当たっても、答えを返し続けることが、結局は近道な気がします。

無地のインナーには「前」にワッペン

赤ちゃんの下着、キッズのインナーには、無地が多い。私が購入する息子のインナーも、ほとんどが無地、もしくは胸にワンポイントあるタイプでした。

胸のワンポイントや前に絵柄が描いてあるインナーは、息子も自分で「前」が分かるので、(時々”後ろ前”もありましたが比較的)大丈夫。

問題は「無地のインナー」です。

5歳にもなると、ユニクロのエアリズムやヒートテックを愛用するキッズも多いのでは。エアリズムやヒートテックと言えば、無地。しかも後ろの襟首に、タグが付いておりません。

息子は、前後を全く気にしないで、着替えていました。

人に見えないインナーだから、本人が着心地が気にならないなら、良いと言えば良いのですが…。

「首回りの空き具合が”大きい方”が前」という説明には、まだ早い気がしたので、前身頃の左胸にワッペンを付けました。

100円ショップで、息子が好きな宇宙系やキノコのワッペンを購入して、アイロンでインナーにくっつけました。

ロケット(←ワッペン)が「まえ」だよ。

と、具体的に教えることで、後ろ前を防ぎました。

総柄のインナーは首回り(前)に小さな印

総柄のインナーシャツ

「総柄」のインナーの場合、胸にワッペンを付けても目立ちません。

そこで私は、首回りのわずかなパイピング部分に「前の印」を付けました。

総柄のトップスであっても、この首回りの縁の部分は「無地」なのです!

私が使用したのは、保育園の荷物や洋服に付けるために購入した「フロッキーネーム」の”アイコン部分”

フロッキーネームは、通常の「おなまえシール」や「ネームタグ」と違って、背景(下地)がない、立体文字だけを布に残せるアイロンシールです。

私が購入した5年ほど前は、フルネームの先頭と末尾に付けるための、好きなアイコン(=絵柄ポイント、プチマーク)を選べるタイプがネット通販で売っていました。

私は、そのプチマーク部分に、”飛行機”を選択。文字は黒色を選んでしまったので、ダーク色のインナーの襟首に付けても目立たない…。

ということで、飛行機のマークだけを「前の印」に使いました。

今でも販売しているのか、少し調べました。(2020年1月現在)
私が購入した商品と全く同じではありませんが、フロッキーネームと一緒に使える「プチマーク部分」が、楽天市場で見つかりました。(↓)


プチマーク フロッキーネーム アイロン お名前シールとご一緒に 30個入(1シート) ワッペン アップリケ


小さなアイコン(プチマーク)は、文字が読めない小さな子供に、「自分の物である印」としても教えることができるから、活躍の幅が広がって便利でした。

Tシャツやトレーナーは王道「タグがうしろ」のルール

Tシャツやトレーナーなどのトップスは、襟首(後ろ、内側)にタグがあります。

無印良品や一部のブランドでは、このタグが1cmにも満たない、サイズ表記だけされた小さなタグである洋服がありますが、必ずと言っていいほどタグが付いています。

ジャンバーやレインコート等のアウターには、襟首のタグがない商品もあるけど、アウターの前後は流石に間違えないからOK。

たとえ例外があっても、息子が持っている洋服の中では、Tシャツとトレーナーに必ずタグあり。

だから、トップスについては「タグが付いている方が”うしろ”」という王道ルールを使って、息子に教え続けました。

現在6歳。
「総柄のトレーナー」だけ、後ろ前姿の時があります。

それでも、スモールステップで進化しています。

この冬に着ているユニクロのヒートテックには、(前を表わす)目印であるワッペンを、あえて付けずに挑戦中。

無地のインナーが「後ろ前」にならないか!?一人で着替えが終わった後に、私がチェックしています。


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就学に向けて、「明日、着る洋服の準備」を一緒にしていかないとなぁ…と作戦を考えているところです。

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