息子は食物アレルギーです。小麦・乳・ゴマ・ナッツ類にアレルギーがあります。
学校のアレルギー対応は、給食側の「除去・代替」対応ではなく、食べられないメニューを事前に特定して、保護者側で「代替弁当」を用意するというもの。
給食の献立では、食べられるメニューもあるので、食べられないメニューのみ自宅で代替食を作り、弁当を持参しています。
今回は、「ミネストローネ」の代替食・アレルギー対応について、まとめました。
学校給食のミネストローネ・スープとは
ミネストローネとは、イタリアの野菜スープです。日本でもトマト缶とコンソメスープをベースにして、よく作られています。
学校給食の「ミネストローネ」は、コンソメ顆粒・ダイスカットされたトマト缶・たっぷりの野菜が使われています。
学校給食で使われるコンソメ顆粒は、理研ビタミン株式会社の「コンソメゴールド」です。
コンソメゴールドの原材料・アレルギー情報表示には「一部に小麦を含む」の記載がありますが、この「小麦」は粉末しょうゆ由来です。メーカーに問い合わせて確認しました。
息子は「醤油はOK」の小麦アレルギーレベル。学校給食で使われるコンソメゴールドは、OKなのです。
給食のミネストローネは、このコンソメスープをベースに、たっぷりの野菜とダイスカットトマト缶を入れて煮込み、塩コショウで味を整える…という、調理方法です。
一見すると「低アレルゲンスープ」のよう。具材と味付けがこれだけなら、マルチアレルギーの息子でも食べられる給食メニューです。
具材に〇〇!食べられるはずが代替弁当のワケ
ところが、給食のミネストローネ・スープは、いつも代替弁当。私が代替食を作って持参しています。
その理由はずばり、いつも具材に「小麦」入りだからです!
私からすると「入れなくていい」のに、必ず「マカロニ」か「リボンパスタ」が入っているのです。
息子の学校給食では「除去対応」は禁止なので、マカロニやパスタの投入前に取り分けてもらう選択肢はありません。
毎月行う献立表チェックでは、「またパスタ入り」「マカロニ入れなくていいよ」とブツブツ言いながら、『ミネストローネ』の部分に蛍光マーカーを引き、『代替食』というスタンプを押しています。
※スタンプの話は、別記事でご紹介予定
こうして、ミネストローネスープの日は、いつも決まって代替弁当です。
【リボンパスタの代替・失敗例】グルテンフリーパスタを結ぶ
上述の通り、給食のミネストローネは「リボンパスタ入り」。米粉のリボンパスタは探し回るも、見つけられませんでした。
そこで、いつもストックしている(はずの)「星のパスタ」で代替えしようと思いきや、在庫がない!慌てて「生協の宅配」で注文しましたが、給食の日に間に合いませんでした。
ここからは、「苦肉の策」ですが「失敗例」です。↓↓↓
自宅には非常食を兼ねて、絶対に常備してある「グルテンフリーパスタ」があります。
◆代替え案1
・グルテンフリーパスタを茹でる。
・「蝶結び」にする。
<結果>
失敗。
茹で上がったパスタは、つるつる滑って「蝶結び」なんてできない。
◆代替え案2
・グルテンフリーパスタを茹でて、5cmくらいにカットする。
・「1つ結び」にする。
<結果>
最終的に失敗。
くるんと結んだ姿がかわいく、意外とイケそう。
ところが、スープの中に入れて煮立てると、せっかく結んだパスタの結び目が、みるみる解ける。
中途半端な長さのパスタが浮かんでいるスープになった。(上の写真)
案2の「結びパスタ」は、スープの中に戻して火にかけるまでは、「かわいい結んだ姿」をキープしていました。
「出来上がったスープの上に添える」という戦法なら、「結びパスタ」が実現できたかもしれません。
※もはや、そこまでやる必要なし
【リボンパスタの代替対応】星形がかわいい!「ほしのパスタ」を使う
リボンパスタ(その他、かわいい型抜きパスタ類)の代替には、「ほしのパスタ」が便利です。
中野産業の「ほしのパスタ」は、米粉ではなくホワイトソルガム粉でできています。
パッケージがリニューアルされたため、旧包材は「星のパスタ」、新包材では「ほしのパスタ」という商品タイトルです。
商品名 | ほしのパスタ |
原材料 | ホワイトソルガム粉(国内製造) |
内容量 | 200g |
販売価格 | 500円(税抜) |
小さな星形が、とてもキュートな食品です。
内容量は200g入りで、これでパスタ料理やマカロニサラダを作ってしまうと、消費は早いので、スープの具材、料理・お菓子の飾り(デコレーション)などに使うのがお勧めです。
私は開封後、冷蔵庫に入れて保管し、少量ずつ使って重宝していますが、上の例では「在庫切れ」を失念しました。
【マカロニの代替対応】クルクルタイプもかわいい!米粉マカロニを使う
リボンパスタよりマカロニの代替対応は簡単です。
世の中には、グルテンフリー食品や「米粉マカロニ」がたくさん出回っているので、それらをスープの具材としても使えます。
我が家では、グルテンフリーパスタは「アルチェネロ」の有機グルテンフリーパスタを使っていますが、このシリーズの「グルテンフリー・マカロニ」はスープの具材ではなくパスタ料理がお勧めです。
生地がしっかりして厚みもあるので、スープに入れて子供が具材として食べるには、ちょっと食べにくいです。
大潟村あきたこまち生産者協会の「おこめでつくったキッズマカロニ」は、スープに少し入れる時にもお勧めです。
このシリーズは、「クルクルマカロニ」もあり、これを短くカットしてから使うと、ちょっと「可愛いパスタ入り」が演出できますよ。
スープの中のパスタ番外編:「米粉ぎょうざの皮」をカットして使う
「パスタ」というより「ワンタン」の食感になりますが、「米粉ぎょうざの皮」もお勧めです。
スープに入れる時は、丸型のまま使うのではなく、好きな大きさ・形状にカットして使います。
包丁ではなくキッチンバサミを使うと、自由自在な形にカットできます。
リボン型にカットすれば、「リボンパスタ入りミネストローネ」に似せることができました。
【アレルギー児の代替弁当】スープはフードジャーで温かいまま持参する
スープ類は、給食時間まで温かい状態をキープしたいです。
ミネストローネ・スープの容器は、フードジャーを利用しました。
スープ類の代替弁当は、最小量のフードジャーに入れるのが定番になりました。
私は、ポケトルのスープボトル(160mlサイズ)を使っています。
ポケトル160mlサイズは、使い勝手が良すぎて、色違いで2個買いました。
スープ料理の他、冷たいデザート・うどんの汁・ラーメンのスープなど、幅広く活用しています。
「ミネストローネ・スープ」の日の代替弁当・みんなの給食メニュー(実例)
・牛乳
・パエリア
・ししゃもフライ
・ミネストローネ
・ブルーベリーヨーグルト
※マーカーを引いたメニューは、該当アレルゲンを含むため、代替え食(弁当)です。
※「牛乳」は、年間を通して”停止”です。
※対象アレルゲンは、「小麦・乳・ゴマ・クルミ・カシューナッツ」です。
◆息子の給食・代替弁当
・牛乳 →【年間停止】
・パエリア →【給食】
・ししゃもフライ →【代替食】あじフライ
・ミネストローネ →【代替食】米粉パスタ入りミネストローネ
・ヨーグルト →【代替食】タカナシのグレープゼリー
小麦使用が当たり前な「フライ」、乳製品の代表格「ヨーグルト」については、始めから期待値ゼロで代替対応です。
いつもガックリ来るのは「ミネストローネ」、という代替食づくりの事例でした。
「ほしのパスタ」を展開する中野産業の製品には、「みじかいソル麺」もあります。
【PR】
アレルギー対応商品が自宅に届いて便利【生協の食材宅配サービス パルシステム】
【コープデリ】不在時も玄関先までお届け! 生協の宅配サービスお申し込み
【おうちコープ】おうちでおためし6品無料キャンペーン
お気軽に感想・質問・記事リクエストなどをどうぞ。コメントは内容確認後、お返事と一緒に表示されます。