今までは、学校給食でヨーグルトが出る時に、ゼリーで代替対応しました。
今回は、2度の解凍実験を経て、冷凍ヨーグルトの持参に踏み切りました!
他のみんなは、フローズンヨーグルトだったからです。
フローズン!?アイスの代替がゼリーじゃ不憫すぎる
学校給食のデザートが「ヨーグルト」か「プリン」の時、私はその代替えに「ゼリー」をチョイスしてきました。
乳アレルギーのある息子本人が、「豆乳ヨーグルトじゃなくてゼリーでいい」「プリンじゃなくてゼリーでいい」と言うからです。
しかし今月の給食では、「フローズンヨーグルト」がラインナップされているではありませんか。
子供たちから見たら、「アイス」ですよね。しかも小学校生活、初めてのフローズンヨーグルト。
教室でみんなはワイワイ楽しそうに「アイス」の登場に喜び、美味しそうに冷たい「アイス」を頬張る中、息子一人だけが「いつものゼリー」なんてかわいそう!
親バカですが、その一心でした。
「豆乳で作ったヨーグルト」をフローズン状にする冷凍実験に挑む!
そこで、市販の「豆乳ヨーグルト」を凍らせた場合、デザートとして食べられるフローズン状になるのか、実験することにしました。
買ってきたのは、カップサイズの「豆乳で作ったヨーグルト」。
大容量400mlのプレーン無糖タイプではなく、カップタイプの豆乳ヨーグルトです。
自分で容器に詰め替える方式ではなく、ヨーグルトカップをそのまま持参するイメージです。
近所の食品スーパーでは、ソヤファームの「豆乳で作ったヨーグルト」しか扱ってないので、メーカーはこれ一択。
ポッカ・サッポロの商品なので、「ソイビオ豆乳ヨーグルト」と同じ系列ですね。
この商品は、乳成分不使用というより「コレステロールを低下させる」という謳い文句で、乳アレルギー云々よりも健康食品的な色が強いパッケージです。
「豆乳で作ったヨーグルト」は子供でも食べられるの?
そのため、私も最初は、小学1年生の子供が食べるヨーグルトとしてはどうかな?と思いました。
パッケージを観察しながら、原材料や注意書きをよく読みました。
「豆乳で作ったヨーグルト」の原材料:
豆乳、砂糖、食物繊維、ぶどう糖、レモン濃縮果汁/増粘剤(ゼラチン、増粘多糖類、寒天)、塩化マグネシウム含有物、酸味料、香料、甘味料(スクラロース)、(一部に大豆・ゼラチンを含む)
どうやら、コレステロールを低下させる働きは「大豆たんぱく質」のことを指しているようです。
たんぱく質は、ビタミンB6・マグネシウム・糖質と一緒に摂取すると、吸収率があがると言われています。
だから、”大豆たんぱく質が吸収しやすいように工夫されている”…と書かれているのは、原材料にレモン濃縮果汁・塩化マグネシウム・砂糖などの糖類が入っている所以だと思います。
「〇歳以下の子供には与えないで」的な原材料が含まれているわけではないため、息子(この時6歳)が1カップ食べても大丈夫、と判断しました。
実験1:冷凍してアイスになるか?
最初の実験は、「豆乳で作ったヨーグルト」を冷凍するだけで、アイス状(フローズン状)になるのか?です。
◆方法◆
「豆乳で作ったヨーグルト」を冷凍庫に入れて、1日(12~24時間)置きます。
◆結果◆
翌日、カップを外側から触った感じは、カチコチでした。
凍っている感じです。
開封すると、見た目は「普通のバニラアイス」のよう!でした。
スプーンが(普通に)刺さります。
スプーンですくうことができました。
味は、冷凍した分、甘さや酸味は感じにくいです。
口の中で溶かすうちに、「豆乳で作ったヨーグルト」の味が分かりました。
アイスのように食べることができる。
冷凍した分、味は薄く感じる。
口の中で溶かしながら、美味しく食べることができる。
実験2:保冷剤と持ち歩き「5時間」経過でフローズン状を保てるか?
ここからが、肝心な実験です。
次の実験は、冷凍した「豆乳で作ったヨーグルト」を保冷剤と共に持ち歩き、5時間後にどうなるのか?です。
◆目的◆
朝7:00頃、「代替え弁当」をパッキングする時、保冷剤と共にデザート用ケースに入れる。29℃前後の教室で保管。昼12:20頃、学校で給食の時間。
この時に、どのような状態になるのか知るため。
フローズン状を保てるかどうか確認するため。
◆方法◆
朝7:00頃、冷凍した「豆乳で作ったヨーグルト」を冷凍庫から取り出し、保冷剤と共にデザート用ケースに入れる。
昼12時頃、開封して確認する。
◆結果◆
5時間経過後、デザート用ケースを開けて、中を覗きました。
保冷剤は、完全に溶けていました。
「豆乳で作ったヨーグルト」を開封して、上から見ました。
周りに水分が見えて、嫌な予感。「おぼろ豆腐」のような印象です。
失敗か!?
スプーンをさし込んでみると、「分離している」ことが分かりました。
でも、シャリシャリ感があります。
完全に溶けていない、一部が凍っている感じです。
かき混ぜれば、シャリシャリ・フローズン・ヨーグルト!?
見た目の「分離状」は目をつぶり、食感としては想像していた「ねっとり」を忘れ、始めから「シャリシャリ」と思えば、イケそうです。
味は、冷凍庫から取り出してすぐに食べた時(実験1)よりも、豆乳ヨーグルトの味が濃くて、美味しいです。
食感はシャリシャリ、味はヨーグルトの酸味と甘み。意外とイケるかもしれません。
あとは、息子本人に味見をしてもらいます。
学校給食でフローズンヨーグルトが出る日、この「フローズン豆乳ヨーグルト」か「いつものゼリー」どちらが良いか、決定権を本人に委ねます。
シャリシャリした食感を当たり前だと思えば、美味しく食べることができる。
乳アレルギー児のフローズンヨーグルトは「豆乳で作ったヨーグルト」で代替え
息子が選んだのは、冷凍した「豆乳で作ったヨーグルト」でした!
当日は…
実験結果を元に、デザート用ケース(ペットボトルケースを短く改造したもの)の中に入れる保冷剤を増やしました。
冷凍&解凍実験の甲斐あって、保冷機能を増強することに成功しました。
実際に学校へ持って行き、実際の環境で、実際に5時間が経ったらどうなったのか?
◆結果まとめ◆
「豆乳で作ったヨーグルト」を冷凍する。
保冷機能付きのペットボトルケースに保冷剤・豆乳ヨーグルト・保冷剤の順に詰めこむ。
更に、内部のサイドに保冷剤を突っ込み、豆乳ヨーグルトのカップを保冷剤で囲むようにする。
常温に放置して約5時間後、乳アレルギーでも食べられる「フローズンヨーグルト」の出来上がり!
※成分の分離、食感の変化はご了承下さい。
◆ついでに判明したこと◆
この結果、給食で”フローズン”ではなく”普通のヨーグルト”が出る日に、「豆乳で作ったヨーグルト」(カップタイプ)を持参できる…ということが分かりました。
ヨーグルトの代替品として、カップゼリーだけでなく、豆乳ヨーグルト(カップタイプ)が選択肢に増えました。
「豆乳で作ったヨーグルト」には、プレーンの他に、ブルーベリーとアロエがあります。