【保育園】入園・進級・新学期。食物アレルギー児の親が必ずやるべきこと。誤食事故を未然に防ごう!

保育園の新学期、食物アレルギーっ子の親が必ずやらなければならないこと。

4月、新しい生活が始まるシーズンですね。入園・進級の季節、保育園でも新学期が始まります。保育園児のお母さんお父さん方は、仕事でも年度が変わるこの時期、保育園でも教室が変わり先生が変わり持ち物が変わってあたふたあたふた・・・大変なこととお察し致します。その中でも、食物アレルギーの子供を持つ親がやるべきこと、留意すべきことをまとめました。

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代替メニューのチェック方法とタイミングを確認

保育園によって給食内容のチェック方法やタイミングが異なることと思います。我が子の通う保育園では、毎月下旬に公開前の翌月の献立表が渡されます。そこには既に以下が色ペンで記入されています。こんな感じです。

・「使う食材」欄 → アレルゲンに該当する食材にマーカーで色付け
・「午前のおやつ」欄(0歳~2歳児クラスまでが該当)→ 代替えや除去が行われるものにマーカー、その内容を色ペンで明記
・「昼食」欄 → 代替えや除去が行われるものにマーカー、その内容を色ペンで明記
・「おやつ」欄 → 代替えや除去が行われるものにマーカー、その内容を色ペンで明記

献立表

代替えメニューをチェックした献立表

そして手順としては、

  1. これが正しいか確認(保護者)
  2. 確認したいことやチェック漏れがあれば折り返しお手紙で連絡・指摘(保護者→調理担当者)
  3. その返事をもらう(調理担当者→保護者)
  4. 必要あればそれを繰り返す

献立表が公開される頃には、これらの手順が完了していることになります。この手順は、入園する時に事前に打ち合わせをしたものの、初めからこれではありませんでした。最初は、マーカーや色ペンで何も書かれていない印刷したての献立表が渡されて、「使用する食材」欄の該当アレルゲンにマーカーをするのは保護者側でした。そして調理担当者が該当アレルゲンを使うメニューに対して代替方法を検討後(時には相談を受けて)、代替え方法と除去の旨を記入し、上記手順1に突入するという感じでした。

食物アレルギー児の保育園生活。給食・代替メニューのチェック方法、必要な観点は?

2018.04.02

しかし2~3か月これを繰り返すと、調理担当側も何のメニューだったら何をどう代替して、何を気を付ければ良いか把握してくれて、「お母様が最初にチェックするのは大変だと思うから、次月からはこちらで最初にチェックして記入した献立表を渡しますね。」と言って下さいました。毎月同じことを繰り返すと、徐々に最適な方法になっていくと思いますが、まずはどのタイミングでどういう形で献立表をチェックし、確認事項があった時にどうすれば良いのかを事前に打ち合わせしておきましょう。

担任に「直接」情報共有

入園時あるいは担任の先生が変わる場合、これから担任となる先生に対して、園と事前に打ち合わせた内容やこれまでどうったのかを直接伝えましょう。食物アレルギーを持つ子供の扱いに慣れている保育園であれば大丈夫かもしれませんが、新設された保育園やアレルギー対応に慣れていない施設の場合は、入園時に関わった園長先生・主任・面談担当者と情報共有や意志疎通が充分されていない可能性もあります。また、前年度までの担任の先生は上手く対応してくれていても、今年度の担任の先生にそのノウハウが引き継がれていないかもしれないし、我が子の食物アレルギーの情報までは伝わっていないかもしれません。0歳~2歳クラスまでは担任の先生も複数人いると思いますので、少なくとも代表である主担当の先生には直接伝えましょう。

  • 食物アレルギーがあるので、何かとお手数をおかけしますがよろしくお願い致します。(子供と保護者の顔を完全に覚えてもらう)
  • XX(アレルゲン)の完全除去対応なので、給食の時に特別メニューなのですが、よろしくお願い致します。(食物アレルギーっ子がクラスにいることをアピール)
  • 隣のお友達のお給食を間違って食べたりしないか心配なのですが、席はどういう形で座るのでしょうか。(給食時間の席の様子が分からない場合は事前に確認)

などなど、直接顔を合わせて話しておきましょう。新年度の忙しさについつい忘れられていたとしても、「あ、〇〇君は食物アレルギー対応だったっけ」と思い出してくれるはずです。毎日持参する連絡帳や出席ノートにも、持病やアレルギーを記入するところがあるはずなので、もちろん忘れずに書きましょう。

調理担当者の確認・情報共有

忘れがちなのが普段はあまりお目にかからない、調理ご担当者の方々です。毎月の献立チェックを阿吽の呼吸でやり取りしていた担当者が、新年度を境に退職されたり産休に入られたりすることがあります。私の場合は4月に入ってから、廊下に張り出されている調理主任の名前が変わっていることに気が付き、慌てて事務窓口にいた主任の先生に「調理担当の方って変わったんですか!?」と聞きにいったことが2回もあります。1回目は調理主任だった方が結婚されて姓が変わった時、2回目はその方が産休に入られるため調理主任が交代された時です。いずれも「XX君のことは、ちゃんと引き継がれているから大丈夫ですよ。」との回答だったので一安心でした。毎月の献立チェックの方法もこれまで通りとのことで、問題ありませんでした。

担任の先生が変わるのか?誰になるか?ということは、とても気になって忘れるわけがないですが、いつも代替お給食を作ってくれている調理担当の方々が変わってしまうのか同じなのか、食物アレルギーっ子の親としては把握しておきましょう。もし変更があってきちんと引き継がれてなかったら、毎月の献立チェックの方法や代替え方法などについて、必ず情報共有して下さい。

常備薬の提出・入れ替え

食物アレルギーっ子の保護者は、エピペンやネオレスタミンなど、誤食に備えた常備薬を保育園にも預けていることと思います。年度が変わると保育園の方から、証明書類の提供と共に、常備薬の再提出をするよう声をかけてきてくれる場合もありますが、何も言われない場合は、預けていた常備薬がそのままで大丈夫か否か、自分から確認するようにしましょう。

  • 薬の使用期限は大丈夫か
  • 子供の体重の変化(増加)により、預けていた薬量に変更はないか
  • 共に預けた添付書類の書き直しは必要か

食物アレルギー証明書の提出(再提出)

入園時および年度の変わり目に、食物アレルギーの証明書を提出することがあると思います。保育園によっては入園時だけ必須というところもあるかもしれませんが、0歳児クラスから入園すれば6年間、1歳児クラスからでも5年間の保育園生活では、子供の成長と共にアレルギー症状が軽減したり、除去対応が不要になったりすることもあるでしょう。そんな時、必要になるのが行きつけの医療機関の証明印、担当医のサインです。

新しい仕事やプロジェクトが始まって、なんだか休みにくい4月・・・証明印をもらうだけのために病院の予約を取って有給休暇を使うなんて!となる前に、年度後半で通院の機会があった時など、通院のついでに証明書をもらえるようにしましょう。そのためには、2月~3月のうちに「4月になったら、アレルギー証明書は再提出する必要があるか」を事前に確認しておき、必要だと分かった時点で、一番効率良く証明印をもらいに行ける方法を模索しましょう。

子供への説明

私は、子供が3歳児クラスに進級した後に体験しました。「みんなとお席が離れているからイヤなの」「みんなと机がちがうからイヤなの」と3歳の子供が言うのです。保育園に行くのが嫌な理由は、大人からしてみると大抵は些細なこと。それでも、その原因が食物アレルギーだとしたら、親としては悲しくてやり切れませんよね。

子供は大人が思う以上に、感覚で物事を理解します。

  • お友達のお給食を間違えて食べちゃうと、カユイカユイになっちゃうから、お友達と少し離れて食べるんだよ。
  • お友達のお給食には、XX(アレルゲン)が入っているから、触っちゃいけないよ。
  • お給食にXX(アレルゲン)が入らないように、お友達じゃなくて先生が隣に座って守ってくれるからね。

食物アレルギー対応のために、他のお友達とは席が離れていたりテーブルが異なったりする場合は、それが子供自身のせいではなく、あなたが悪いのではなく、あなたを大事大事しているから、先生があなたを守ってくれるためなんだというニュアンスを事前にしっかり伝えましょう。やがて「給食にコムギがあるから、いちばん後ろで食べたんだよ」「今日ね、〇〇ちゃんが牛乳をこぼしたから、触っちゃダメで離れたんだ」と少し理解してくれます。

 

食物アレルギーを持つお子さんは、おそらく食物アレルギー対応について真摯に向き合ってくれる保育園に通っていると思います。しかし保育園側に甘んじず、上記のチェックを毎年欠かさず親が留意することで、きっと誤食事故のない安心安全な食生活が送れるものと思っています。

食物アレルギー児の保育園の選び方・条件(後編:アレルギー発覚後)

2018.04.06

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