【保育園のプール】子供が泣く嫌がる理由は「水が怖い」だけじゃない…理由と対策

保育園のプール
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息子は不安が強くて怖がりで、何をやるにも最初は怖くて泣く子でしたが、水は怖くないのに保育園のプールを嫌がることがありました。

プールは怖くないはずなのになぜ!?

その理由を解きつつ、プールを嫌がった息子の経験をご紹介します。

【1歳】プール怖いの当たり前…水遊び、泥遊びでも泣く

1歳の頃、息子は保育園で何をやるにしても、最初は必ず泣いていました。

水たまりレベルの場所で水遊び、砂場に水を流す泥遊び。泥がイヤなのか汚れるのがイヤなのか、特に初めてやる遊びは大泣きで怖がり、先生を困らせていました。

水遊びや泥遊びは夏ならではの季節遊び。いつもと違うことが苦手な息子にとっては当然、不安満載の慣れないイベントであり、泣くのは理解できました。

不安が強くて敏感な子なので、今なら納得です。

こんな状態で、プールが怖いのは当たり前ですね。

【2歳】水着&ビニールプール初体験でギャン泣き

2歳の頃、息子は保育園でプール・デビューしました。

プールと言っても2歳児クラスは、水深が浅いビニールプールでした。

しかし、息子にとっては初めて水着に着替えて、初のプール体験。

不安が強くて初めてが苦手な息子は、当然大泣きでした。

慣れない水着、水面が揺れている、陽光を反射して眩しい、水に漬かる、お友達がはしゃいで顔に水がかかる等々…

息子の感覚には刺激が強すぎて、ギャン泣きするのは理解できました。

心の声
私は時短勤務+持ち帰り仕事を深夜に在宅ワーク…をこなす生活だったので、休日プールや水遊びに連れて行く時間も体力もなく、公園遊びや森散策ばかりだった…ごめんね。

【3歳】深いプールに変わり、先生も怖くて嫌がる

ここまでの経験を通して、息子はビニールプールにも慣れ、少しずつ自信が付きました。

2歳児クラス時代のプール納めを迎える頃には、すっかりビニールプール遊びが楽しくなっていました。

ところが1年経ち、息子が3歳の夏。

泣きそうな顔をして「去年と同じプールがいい」「プールが怖くて、保育園で泣いちゃった」と言うのです。

私は去年の様子から「今年こそ、プールでは泣かないだろう」と安心していたので、衝撃でした。

3歳児クラス以降は、ビニールプールじゃない!

事情を探ってなるほど、今まで使っていたビニールプールは2歳児クラスで終了。

3歳児クラスからは、保育園に組み立てで設置している大きなプールを利用することが分かりました。

3歳児が立って太もも~お腹くらいの水深ですが、息子にとっては「大きくて深いプール」です。

初めてが苦手で怖がりな息子には、怖いのが当たり前でした。

担任の先生が、水より怖い…

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しかも3歳児クラス時代は、「全体に向けた指示が通らない」と指摘されていて、担任の先生は息子を怒ってばかりでした。

息子は初めての大きなプールで、安心させてくれる大人もいない、一緒にプールに入る先生が「水より怖い」という状況だったのです。

しかし、帰って来てから私に「怖かった」「泣いちゃった」と自分で報告できるようになったのは、大きな成長でした。

【保育園<前半>まとめ】「〇〇が怖い」で泣いていた!

このように、息子が保育園でプールを嫌がった理由は、段階がありました。

◎1歳児クラス
 泥遊び、水遊びレベル → 初めての経験が怖い、感触や感覚が嫌だ

◎2歳児クラス
 浅くて小さなビニールプール → 水着に慣れない、初めてのプールが怖い

◎3歳児クラス
 大きなプール → 始めての深いプールが怖い、先生が怖い

保育園1~3歳児クラスまでの前半時代のプールでは、「何かが怖い」という気持ちで泣いていました。

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水が怖い子は、プール開きの前に「水遊びが楽しい!」と思わせてあげるのが良いと思います!

【4歳】事前練習、体操の先生が付添い…プール好きに一転

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さて、翌年からは、私なりに対策に乗り出しました。

保育園のプールが始まる前に、ホテルのプール練習で慣らす

息子が4歳児クラス以降、保育園のプールが始まる前に、夫婦揃って夏季休暇を取りました。

プール開き前のシーズンは、市営や民間のプールはまだ利用できません。

そこで、「プールがあるホテルに連泊」大作戦。

ホテルの子供プールで遊んだり、ビート板を練習したり、息子がプールに慣れる環境を作りました。保育園のプール開き前に!

その甲斐あってか、保育園のプールが始まると、去年までの「プール嫌い」が一転!

息子は「プールが楽しみ」と言うようになりました。

安心できる先生が一緒にプールに入る

4歳児クラスからは、担任の先生だけでなく、体操教室の先生がプールに付添い、指導に入りました。

いつも保育園で体操教室をやってくれている優しい先生。息子にとっては安心材料です。

その体操の先生が、プールでワニ歩き・バタ足・ビート板などを教えてくれました。

これらの体験が「プール好き」に転じ、1年前までプールを嫌がっていた息子はこの年、楽しそうに保育園プールを満喫しました。

【5歳】先生も水も怖くないのに…プールを嫌がる

息子
今日…プールある…?えー・・・

ところが翌年、5歳児クラスの夏。
※保育園最後のプールです。

1年前は「今日プールあるよ」と言えば「やったー!」と喜んでいたのに、この年はプールがある日を嫌がりました。

顔にかかる水の対策も、お風呂でワニ歩きの練習もし、怖い要素はないはずなのに、なぜだろう?

息子は泳げないから、泳げるお友達を見て、何か感じたのだろうか?

【就学前】プールを嫌がる理由が複雑に…

息子
プールに入ると、おしっこしたい気持ちになっちゃうから、嫌なんだよ。

お、おしっこ・・・?

本人に聞くと、プールを嫌がる理由が分かりました。

お腹の辺りまで水に漬かると、「おしっこ」がしたい気持ちになるから嫌なのだそうです。

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本当に「おしっこがしたい」のではなく、「おしっこがしたくなったら、どうしよう」という不安が大きい状態でした。

「先生に言えばいい」の正論ではなく、その感覚に共感

ここで正論を言えば、「トイレに行きたくなったら、先生に言えばいい」というアドバイスになりますが、息子が不安に直面している時に正論は通じない。

不安が強すぎる息子は、理由や仕組みが分からないと余計闇雲に不安を感じます。

「プールの水に漬かるとおしっこがしたい気持ちになる」という感覚について、まずは共感してあげました。

それから、それは自然だから安心して良いんだと伝えました。

息子に説明したこと

・冷たい水にお腹まで漬かると、ツーっと冷たい感覚が走ること
・お腹に「膀胱」があるから、冷たい感覚で刺激を受けること
・お腹が冷たいと「膀胱」が動くこと
・冷たいプールに入って、おしっこがしたい気持ちになるのは自然の流れであること

本当におしっこがしたくなったら、先生に「おしっこしたい」って言えば、大丈夫だよ。

「なんだか大丈夫そうだ」と安心してもらってから、正論(トイレに行きたくなったら先生に言う)を教えることが大事だと思います。

息子の場合は、正論を教える前に安心させる、が鉄則です。

子供が泣く嫌がる理由が判明して

5歳児クラスと言えば、幼稚園で言う年長さん。保育園のプールでは、もう「何かが怖い」という単純な理由ではなく、「冷たい水に入ると、おしっこが出そうな気がするから」という意外なものでした。

自分の感覚や困り事について、理屈や根拠が分かると、プールの嫌がり方も軽減しました。

保育園プールを通して振り返ると、「怖い」の正体が明確にするところがポイントだったと思います。

「怖い」の正体が分かることで、対策のアイデアを絞ることに繋がりました。

◎1歳児クラス
 泥遊び、水遊びレベル → 初めての経験が怖い、感触や感覚が嫌だ

◎2歳児クラス
 浅くて小さなビニールプール → 水着に慣れない、初めてのプールが怖い

◎3歳児クラス
 大きなプール → 始めての深いプールが怖い、先生が怖い

◎4歳児クラス
 (慣れや事前準備で「怖い」要素をなくして克服)

◎5歳児クラス
 体の感覚の変化が怖い
 例)冷たい水に漬かるとトイレに行きたくなる

ホテルのプールで練習する習慣は、小学生になっても続けています。


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