私が住む関東地方にも、霜がおりる日がちらほら。寒い季節がやって来ました。
私が通うレンタル農園「シェア畑」では、冬野菜の収穫シーズンを迎えています。
今日は、前回に引き続き、ニンジンの話です。
ニンジンの片付け!寒さ深まる前に、葉物野菜の種まき完了せよ
前回は、私の人参にイタズラした犯人が分かりました。
その後、少しずつ残りのニンジンを収穫。まだまだ一気に引っこ抜くには勿体ない気がしますが、ニンジンを片付ける日がやって来ました。
シェア畑では、収穫が終わってウネが新地になると、そこに次の野菜を植え付けます。種を撒くか、苗を植えるか、植え付けの手法は、野菜の種類と季節によって違います。
この時期、春夏野菜の苗の植え付けタイミングまで期間が空くため、それまでは各自で大根や葉物野菜の種を撒いて育てます。
何もせずに土を寝かせて置いても良いですが、何も育てないのも(シェア畑で支払っている料金が)勿体ないので、ニンジンの後に葉物野菜の種を撒くことにしました。
だからと言って、なぜニンジンを一気に片付けるのかと言うと・・・
葉物野菜の種まきには、タイムリミットがあるのです。
本格的に寒くなると、発芽しない、新芽が霜でやられる、等のデメリットがあることから、「葉物野菜の種を撒くなら、今週がタイムリミット」と菜園アドバイザーに言われました。
私は、葉物野菜の種を植えるというミッションのもと、残りのニンジンを一気に引っこ抜きました。
同じ畑、同じ条件で育ったニンジンの生育に大きな差!
うまく間引きができず、グレーの薄気味悪い幼虫にもかじられたため、生育がイマイチだったニンジンが沢山ありました。
とはいえ、この差は歴然!
黄色いニンジンは大きく立派に、オレンジのニンジンは不格好で小さい、という結果でした。
同じ畑で、同じ土で、同じ人(=私)が育てました。
ということは、この生育の差は、ニンジンの品種の差であることは明らか!
私がニンジンを育てた環境では、黄色のニンジンが一番よく育ちました。
この環境でも大きく育ったニンジンの品種!その名は「金美EX」
今年、私が通う「シェア畑」で扱った、ニンジンの品種は以下の3つ。
■黒田五寸
柔らかく、形が良い。オレンジ色のニンジン。栄養価が高い。
■パープルスティック
外側が紫色のニンジン。甘みが強い。
■金美EX
非常に柔らかく、甘みがあり、食味が良い。黄色のニンジン。
種は自分で選び、自分で”筋蒔き”しました。
私が選んだのは、オレンジ色の「黒田五寸」と黄色い「金美EX」です。警戒心の強い息子が、紫のニンジンは食べてくれないかも…という懸念から、オレンジと黄色のニンジンを選びました。
その結果、オレンジ色のニンジン「黒田五寸」は、なぜか表面がボコボコして、不格好な形が多い。大きくならずに小さいままのニンジンが目立ちました。
黄色のニンジン「金美EX」は、なぜか立派に成長。食品スーパーで見かけるニンジンの形! 大きさも適度に成長して良い感じでした。
黄色のニンジン「金美EX」を煮物に!とろける柔らかさ
収穫した「金美EX」を煮物に入れてみると、とろけるような食感!
「非常に柔らかい」という品種説明の通り、本当に柔らかくて甘いニンジンでした。
もしかすると、この柔らかさと味は、煮込み料理よりもサラダに向いていたのかも!?
ニンジンの王道!?オレンジ色の「黒田五寸」
小さくてボコボコしたボディの「黒田五寸」は、切らずにそのまま、スープに使いました。
ニンジンの形がそのままで浮いている所がカワイイです。
このオレンジ色の「黒田五寸」は、昔ながらのニンジンの味。ニンジン好きなら、こっちが好みかもしれません。子供にとっては”少し苦い”かな?
「栄養価が高い」という品種説明が、味で伝わってきました。
どうする?次回のニンジン品種選び!
今回は、初めてのニンジン栽培でした。
品種の選び方は、ド素人の感覚で「普通のオレンジをメイン、珍しい黄色を少し」という根拠でした。
次回(来年)は、成長の良し悪しや、実際に食べた味を思い出して、品種を選びます。
ニンジン栽培の経験者として、今回の経験を根拠に!
自宅でも栽培できるキットを見つけました…。
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