あの上達して上手にできた平らな畝に、イチゴの苗を植える日がやってきました。(2018年10月)
まだ野菜づくり1年目の初心者が、またしてもやらかした失敗!
それは、咲いたイチゴの花に喜んで、得意気に写真撮影をしていたことー。
なぜ喜んではいけないか?
イチゴの成長記録と共に、ご覧ください。
最初から張ったまま!マルチに穴あけ
「野菜づくりBOOK」によると、イチゴが休眠から覚める2月下旬頃に、春を感じさせるためにマルチを張る-と書いてあります。
しかし私の通うシェア畑では、始めからマルチを張ったまま苗を植えることに決まりました。
- 『別の場所でマルチに穴を空け、その穴あきマルチを苗のある畝の上からかぶせる』という行為は、とても難しい。
- この地域の寒暖差であれば、最初からマルチを張っていても、イチゴの生育に影響は及ばないだろう。
という理由です。
「クラウン」って何?イチゴの苗の選び方
苗を6つ選びます。
・・・。
クラウンって何?
クラウンとは、葉の付け根のことです。根元の茶色くギザギザしているところ。
(菜園アドバイザーからのアドバイスより)
「クラウン」の場所は分かりましたが、これが何がどうなっていれば「元気」なのか分からず、直感で6つの苗を選びました。
「ランナー」って何?「ランナー」を内側にして植える!
・・・。
「ランナー」って何?
ランナーとは、匍匐茎(ほふくけい)のことで、この茎が伸びながら芽を出して増えていきます。その部分にイチゴがなるので、陽当たりが良く、収穫しやすいように、「ランナー」を畝の内側に向けておきます。そうすることで、通路にどんどん伸びていかずに、畝の上にイチゴがたくさん乗っかります。
(菜園アドバイザーからのアドバイスより)
イチゴの苗の「ランナー」は、まだ5cm程しかなく、短くてピンと伸びていました。それを畝の内側に向けて、苗を植えました。
「クラウン」が土にかからないように!植え付け完了
苗の植え付けは、冬野菜の苗植えで経験済みなので、ポットから出すやり方も、ギュっと鎮圧するのもバッチリ!
左が植えた直後の様子。キレイだった畝の上が泥だらけになってしまったけど、無事に苗付け完了です。
そして、右が1週間後。
土が馴染んで、定着してくれた感が伝わってきました。
【備忘録】
「クラウン」は、葉や茎を伸ばすために大事な器官。土がかかってしまうと、うまくイチゴが生育できないため、土がかからないように植えること。
イチゴの花が咲いた!喜んではいけない理由
イチゴは、寒くなると葉を枯らしながら休眠に入るそうです。
「基本はお手入れ不要ですが、枯れた葉は病気の原因になるため、適宜摘み取る」と教わりました。
だから、シェア畑に行くたびにチラチラ様子を見るだけだったのですが・・・なんと、花が咲いているではありませんか!
これでイチゴがなる!と喜び、写真を撮ったのがこちら↑。
「つぼみ」もたくさん出来ていました。嬉しい!
後日、「野菜づくりBOOK」の「イチゴ」ページを読んでいると、気になる記述が端っこに書かれていました。
元気の良いイチゴは、冬に花を咲かせることがある。冬に咲いた花は成長できず実にならないため、イチゴに過剰なエネルギーを消費させないためにも、花が咲いていたら摘み取るようにする。
(「野菜づくりBOOK」≪2018年版≫ 54ページより)
ガーン!!
あの白い花は、カワイイ顔をした悪魔だったのか!
可憐な姿で、栄養を吸い取るだけ。決してイチゴの実になることはない、なんという失敗、早く摘み取らなくては!
春ー。休眠から目覚め(実になる)花が咲く
あの後、シェア畑に着いてすぐ、咲いている白い花々を、慌ててプチプチ摘み取ったのは、言うまでもありません…。
2月現在。
イチゴの葉は枯れて赤っぽくなっています。
そして、農園のホワイトボードに、菜園アドバイザーからの嬉しい知らせが。
「イチゴの花は摘み取らずに、受粉を待つこと。」
春はもうすぐそこです。
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