野菜作りでは、「種蒔きや定植が遅れてしまうと、その後の生育が大きく遅れる」らしい。
私は夏野菜スケジュールの遅れを経験済みなので、秋野菜作りこそ遅れまいと必死。
早速、「秋冬野菜の苗植え付け」の講習会に行き、苗植えを実践しました。
予約は不要!案内メールで講習会の日程を確認
シェア畑のお知らせメールを見逃すことなくチェック!
講習会の案内メールが届いたら、まずは開催予定日時を確認します。土日・午前中・夕方を中心に、候補日程が10個ほどあります。
その中から、自分が参加できる日程を特定します。
予約は不要です。講習会の開催日時に、自分のシェア畑に出向きます。
講習会の持ち物
軍手、長靴、筆記用具、野菜づくりBOOK≪2018年版≫、水筒 |
講習会を受けてから、どれくらい畑作業をするかの度合いによっても、持ち物は左右されます。
上記の案内メールに記載された持ち物の他に、自分の畑作業に合わせて、必要な物を持ち込みましょう。
■私の持ち物(上記以外)
・帽子
・汗拭きタオル
・ビニール袋(タオルや軍手などの汚れ物を入れる袋、ついでに収穫した野菜を入れる袋)
講習会の所要時間
講習会は、だいたい1時間です。
菜園アドバイザーの説明が約30分、その後の畑作業で約30分が目安です。
講習会を受けて、すぐに帰ってしまう利用者は、30分くらいで終わります。
逆に、講習会の後、自分の区画で畑作業をする利用者、かつ不慣れで時間がかかる人(=私)は、TOTALで2時間ほど要しました。
それでは、その2時間の中身をみてみましょう。
講習会で「苗植え」の基本を教えてもらう
講習会の予定日時に、シェア畑に出向くと、既に講習会参加メンバーが集まっていました。
この日の参加者は、私を含めて3組だけでした。人数も少なかったため、テーブル席で講習会が実施されました。
やはり「野菜づくりBOOK」を読んだだけでは、実際に行動できない…。黒いポリポットに入った苗1つ1つを、どうやって畑の土に移すのか、ウネになじませるのか…、講習会で説明を聞くと、何となく理解できました!
苗を受けとる
納品された苗たちが、防虫ネットのトンネルの中で整列していました。
一部の秋冬野菜は選択制ですが、シェア畑1年目の初心者は、既に育てる対象野菜が決められています。私はシェア畑1年生なので、選択の余地はなく、決め打ちです。
茎ブロッコリー(1つ)、黒キャベツ(1つ)、ミニ白菜(4つ)の苗を受けとりました。
※この時点で、既に「茎ブロッコリー」と「黒キャベツ」の区別が付かなくなってしまった、かなりの初心者です…。
苗をバケツの水に浸す
バケツに水を入れます。水の深さは、苗の黒ポリポットが溺れない程度。5cm以上10cm未満という程度かな?
そのバケツの中に、受け取った苗たちを並べて、水に浸して給水します。
初心者の素朴な疑問も、すぐに解決!オレンジの服の菜園アドバイザーが、何でも答えてくれます。
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マルチに穴をあける
今回、苗を植え付けるのは、一番奥の4番ウネです。
左半分に茎ブロッコリーと黒キャベツの苗を1つずつ、右半分にミニ白菜を4つ植えます。
穴をあける場所は、端から何cmとか、隣の穴から何cmとか、キッチリ決まっています。しかし、その通りにできるのは、ウネのサイズをきっちり作ったベテランの話!
私のウネは、なぜか(=自分が下手で)左に寄っていて、どこが本来の右端なのかも、よく分からない状態。ウネの端から計測すると、最後の穴があけられるスペースがなくなってしまう!
ということで、「苗1・苗1・苗4(苗2・苗2)」の間隔のバランスは保ちつつ、目分量で穴を開けました。
マルチ穴の中にたっぷり水やり
黒ポリポットからマルチ穴の中へ、苗を移す前に、マルチの穴の中の土をしっかり湿らせます。
開けた6個のマルチ穴から、土を少し出して、窪ませます。この土の穴に向けて、ジョウロでたっぷり水やりしました。
これで移植準備完了です!
黒ポリポットから畑に移植
初心者にとっては、黒ポリポットから土ごと苗を取り出すのも、難しい…。
1個目(茎ブロッコリーかな?)を右手に取り出したところ、ぐっちゃぐちゃ!
慌てて、おにぎりを握るごとく両手で包みながら、マルチの穴の土の中へ。講習会で教わった「土を馴染ませながら、苗の根元が、周りの土の高さより少し高くなる感じ。」を意識するどころではありません。穴に収めることで精一杯!
これじゃマズイと思い、他の畑で作業していた菜園アドバイザーを呼びました。
おお、できました。教わった通りに、ひっくり返すと、キレイに外れました。菜園アドバイザーにお礼を言い、なんとか6個の苗を移植しました。
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苗を守る
植え付けたばかりの苗は、ひ弱でクッタリした感じ。幼虫なんて現れたら、すぐに食べられてしまいそう!
防虫ネットのトンネルを作って、苗たちを守ります。
まずは、「ダンポール」という青い針金をウネの脇に刺して、トンネルを作って、ウネの逆にも差し込みました。
次に、防虫ネットをかぶせて、両端を軽く結んで、Uピンで留めました。
防虫ネットがパカパカしないように、「トンネルパッカー」というクリップのような道具で、ダンポールにパチンと止めてネットを押さえます。
防虫ネットのトンネルづくりは、夏野菜づくりで経験したので、スムーズにできました。経験は賜物です。
これで飛んでくる虫の対策はOKなのですが、続いて、這ってくる虫の対策もします。
防虫ネットの裾に、土をかぶせて、踏み固めます。トンネルの脇の穴から、虫が這って歩いて来ても、簡単には入れなくするためです。風で防虫ネットトンネルがめくれないようにする目的もあります。
これで完成!です。2時間が経過していました。
台風21号が到来!苗の様子
苗植え付けから数日後、台風21号がやって来ました。関西空港を始め、西日本に大きな被害をもたらした、あの台風です。
まだか弱い苗たちが、とても心配でたまりませんでした。
台風一過の翌日、シェア畑を見に行くと、苗はクタっと倒れてしまっていました。
が、「また自分で立ち上がるから、大丈夫ですよ。」と菜園アドバイザー。良かった…。
苗植え付けから1週間ほどが経過しました。
苗は、日に日に大きくなり、葉っぱも少しずつたくましくなっています。
夏野菜ナスと冬野菜の苗を見守る
1番ウネのナスの収穫は、9月に入ってからもずっと続いています。
真夏の勢いはなくなりましたが、シェア畑に通うたびに、紫のキレイな花を咲かせています。
一方、苗たちの様子をチェックしたところ、防虫ネットトンネルの中に、蛾が飛んでいるのを発見しました!
トンネルの裾は土をかぶせてあって、防虫ネットをめくるのが大変なのですが、土まみれになりながらネットをめくりあげて、必死に蛾を追い出しました。
トンネルの中に、クモもいましたが、クモは益虫なので、そのまま大事に住まわせておきました。
ナスの収穫ももうすぐ終わり。残された収穫を楽しみつつ、苗の虫食い警戒中です。
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