警戒心が強い小麦アレルギーの息子は、私の心配とは裏腹に早い段階で、
「うどん0.3g」を スムーズに食べられるようになっていました。
前回の小麦アレルギー経口負荷試験(うどん0.3g)から、1ヶ月半ほど経過していました。
経口負荷試験の予約はお早めに。
そろそろ次の負荷試験の予約を…と電話した時には、ザ・失敗!
病院の混雑レベル、年末に向けて混雑シーズン、という予約の取りにくさを失念していました。
予約できたのは2ケ月先。その間、うどん0.3gで経口免疫療法を続けました。
年が明けて2019年。2か月が経ちました。摂取量(経口免疫療法)の増量を目指し、約3か月半ぶりの経口負荷試験に臨みます。
全国的に混み合う、アレルギー経口負荷試験。ご予約はお早めに!
負荷試験直前の診察まで分からない!「摂取量」に備えて
経口負荷試験実施前の診察で、食べる「うどん」の量が決まります。これは前回の負荷試験で学習しましたよ~。
今回は、準備万端です!
ポイントは、自閉症スペクトラム傾向の子を病院に連れて行くために、事前説明する際、食べるグラム数を曖昧にすること!
この会話を、何日も前から繰り返しました。
「小麦〇〇グラムの練習をしに行くよ。」は、私と息子との間では決まり文句ですが、今まではグラムを明確に言っていました。しかし、これが仇となったのは前回の負荷試験ブログの通り。
今回は、負荷試験直前の診察まで摂取量が分からない事に備えて、息子への事前説明でも「分からない」状態にしました。
経口負荷試験うどん摂取量が決定!
今回の小麦アレルギー経口負荷試験の実施量(=経口免疫療法で目指す閾値)は、「0.6g」に決まりました。
- 前回の経口負荷試験から3か月以上経っている
- 毎日うどん0.3gを食べる時に、嫌がっていない
という理由は前回も同様。今回は、更に私の意思も入りました。
「1.0gで挑戦してみる?」
ベテラン先生は、息子の年齢的にも「1.0g」でいけるのではないか、挑戦する余地はある、という判断でした。
私は「負荷試験0.3gの挑戦」ブログで既述の通り、増量を急いではいません。毎日、食べる様子を見ている母として、「0.3gは余裕がある感覚、1.0gは急激すぎる感がある印象」を伝えました。
ということで、小麦摂取量は「うどん0.6g」に決まりました。
※経口負荷試験前の診察に至るまでの流れは、「小麦アレルギー負荷試験:うどん0.1g」ブログ記事をご参照
「うどん0.6g」の経口負荷試験プラン
- 1度に、うどん0.6gを食べる(全1回。2回目・3回目は実施不要)
- 20分後、1時間後、1時間半後に、経過観察
食べるのは、なぜ1回だけで良いのか?
またしても聞きそびれました!
誤食などに備えて、余計な負荷をかけるための2回目の摂取は、なぜ不要なのか?経口免疫療法の増量負荷試験の場合は、不要なのかもしれません。
★先生の回答が分かり次第、アップ予定
「うどん0.6g」の経口負荷試験(経緯)
始まる前から、なぜか「お口かゆい」とか言っている…。熱もなし、体調よし、口内炎もないのになぜか?
そうか、0.6gの長~い「うどん」の姿を見たからに違いない。いつも食べているうどんの「倍」ですから。0.3gまでは「棒状の食べ物」という感じでしたが、0.6gになると麺のニョロニョロ感があります。
おだてて、空気を明るく、大丈夫感を醸し出し。
14:14頃、うどん0.6gを食べる。
20分経過、異常なし。
1時間経過、異常なし。
1時間半が経過、異常なし。
負荷試験より難関「血液検査」
長丁場のアレルギー経口負荷試験に備えて、おやつをたくさん持参しました。午後のおやつ時間帯に、何も食べられない時間が続きます。お腹をすかせてしまうので、終わったらモリモリ食べるためです。
しかーし。今回は、血液検査が待っていました。
事前説明を若干工夫
実は、前回の負荷試験(うどん0.3g)の時に、「次回は血液検査をする」旨を聞いていたので、私は予め知っていました。でも、血液検査だけはイヤがるレベルが違うので、あえて”何日も前からの事前説明”では言わないようにしました。
それでも直前に言うわけにはいかない。絶対パニックになるから。
そこで、負荷試験の当日の朝になってから、事前説明を始めました。案の定、「けつえきけんさ、やだ」の連呼。保育園に向かう途中で「けつえきけんさ、いやなの」忘れた頃に「けつえきけんさ、しない?」病院に向かう途中でも「けつえきけんさ、しない」。
いざ採血!5歳児の血液検査は大泣き
うどん0.6gの経口負荷試験の間は、血液検査のことを忘れていたのか、イヤイヤパニックになることもありませんでした。
うどん0.6gの経口負荷試験が、1時間半経過後の様子見も終わり、無事に終了した時、「最後に、血液検査となります。処置室へ行ってきてください。」と声がかかりました。
それを聞いた息子は、・・・動かない!
自分の腕の血液検査の跡を見せながら、なんとか手を引いて処置室まで来たものの、処置室から名前を呼ばれて、いざ入室!となってからは、大泣き!
かなり苦労しましたが、
・あっち(=小児科)で、お母さんと離れて、グルグル巻きにされてやる
・こっち(=処置室)で、お母さんと一緒に、抱っこされてやる
の二択を迫られ、泣きながらも「お母さんと一緒」の方がマシという意識があるのか、なんとか抱っこすることができました。
そして、腕を押さえつけられ、なんとか採血!・・・疲れました。
大泣きでアレルギー症状が若干出現
血液検査が終わると、ケロっと泣き止みました。
しかし、泣きながら暴れたり、服に擦れたりした影響で、アゴ下・首回り・耳の裏側に、皮膚の赤みと少しの蕁麻疹が現れました。
本人は、少し気にして掻いている程度で、しばらくすると気にしていない様子です。この後、主治医の診察で診てもらいました。
「うどん0.6g」経口負荷試験の結果
うどん0.6gの経口負荷試験は、クリアという結果になりました。
この日は、負荷試験で「うどん0.6g」を食べたので、自宅で食べる経口免疫療法は、翌日からです。
血液検査の結果は、1週間以上経ってから、再診で聞きます。血液検査の結果を受けて、今後のアレルギー対応の進め方を検討する予定です。
今夜から自宅で、小麦アレルギー経口免疫療法「うどん0.6g」が始まります。「うどん0.6g」も、すぐにスムーズに、そして無事に食べ続けられますように…。