アイスは「乳成分」を含む商品が殆どです。
息子には乳アレルギーがあり、アイスは食べられない商品が多くて困っていたのですが…。
最近は「豆乳アイス」や「果汁たっぷり系の氷菓アイス」などが続々登場。
乳アレルギーでも食べられたアイスをご紹介します!
- 1 アイスの種類にご注目!
- 2 News!植物生まれ「豆乳アイス」の登場と定番化
- 3 初めての棒アイス「アンパンマン 元気わくわくキッズアイス」
- 4 昔ながらの「あずきバー」
- 5 果汁感あってジューシー!Dole「もりだくさんフルーツ」
- 6 みんな大好き!「ガリガリ君」※味に注意!
- 7 乳不使用なのにねっとり!濃厚とろけるアイスバー
- 8 乳成分と卵が不使用の「豆乳カップアイス」
- 9 コンビニで買えて便利!「アイスの実」
- 10 グリコの自動販売機「セブンティーンアイス」
- 11 「クーリッシュ」 グリーン バニラ
- 12 ハーゲンダッツ「豆乳アイス」 ※卵は含む!
- 13 パピコ(PAPICO)※意外と食べられる
- 14 乳アレルギーだとアイスはダメでも「アイスグミ」
- 15 乳アレルギーでもアイス!まとめ
アイスの種類にご注目!
ところでアイスには、食品衛生法に基づく4つの分類があることをご存知ですか?
乳成分の含有量に着目すると、乳アレルギーがあっても食べられそうなアイスの種類が見えてきます。
アイスクリーム
乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上
乳固形分と乳脂肪分が最もたくさん入ったアイス。
「乳成分」もりだくさん!
アイスミルク
乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上
乳固形分と乳脂肪分が多め(アイスクリームに比べると少ない)のアイス。
「牛乳」がダメなら、アイスミルクも…ほぼ無理!
ラクトアイス
乳固形分3.0%以上
乳固形分は少ないですが含有されているアイス。
3.0%以上が入っている時点で、乳アレルギーがあると食べられない商品。
経口免疫療法(≒自宅負荷)で200mlを達成したら(乳成分を換算して)挑戦したいアイス
氷菓
上記以外。
乳固形分はほとんどなく、果汁などを凍らせたアイスキャンディー。
乳成分が不使用の氷菓アイスは結構ある!
乳成分が含まれていない「氷菓」に注目すると、乳アレルギーがあっても食べられる商品が見つけやすい、と分かりました。
練乳やチョコレートの使用など商品は多様なため、原材料とアレルギー表示を必ず確認
News!植物生まれ「豆乳アイス」の登場と定番化
現在では食の多様性やヴィーガンが注目されるようになり、乳成分を使わない植物生まれの「豆乳アイス」も続々と登場しました。
カロリーや糖質など健康を気にする人にとっても嬉しい流れですが、何より乳アレルギー当事者家族にとっては有難い時代の流れです。
クラシエ、シャトレーゼ、ハーゲンダッツなどの大手企業さんが参入してからは、近所の食品スーパーでも買えるようになりました。
もはや「豆乳アイス」もラインナップとしては定番化している感も!?
乳アレルギーがあっても市販品のアイスが買えるなんて嬉しい!時代が変わって嬉しいです。
ここからは、実際に食べた「乳成分不使用アイス」を紹介します!
初めての棒アイス「アンパンマン 元気わくわくキッズアイス」


明治の「それいけ!アンパンマン 元気わくわくキッズアイス」は、息子が初めて食べた棒アイス。
「アレルギー物質特定原材料7品目を使用していません。」というメッセージが大々的に書かれていました。(購入当時)
※現在は販売終了しているため、私と息子にとっては「幻の棒アイス」。この初めて食べた棒アイスの情報は「幻」として以下に大切に残しておくことにします。
アンパンマン棒アイスの種類
アンパンマンのキッズアイスの味は、3種類。以下は、食べた当時の原材料(参考情報)です。
砂糖、水あめ、ぶどう果汁、りんご果汁、フラクトオリゴ糖、食塩、香料、安定剤(増粘多糖類)、酸味料、乳化剤、着色料(アントシアニン、クチナシ)
砂糖、りんご果汁、水あめ、野菜汁(人参、トマト、かぼちゃ、ほうれん草、パセリ、赤ピーマン、ケール)、フラクトオリゴ糖、レモン果汁、食塩、香料、安定剤(増粘多糖類)、酸味料、乳化剤、着色料(クチナシ)
アンパンマン棒アイスのアレルゲン
アンパンマンの棒アイスは3種類とも、アレルギー特定原材料等28品目のうち「りんご」を含んでいました。
アンパンマン棒アイスの大きさ
キッズアイス1つ1つの大きさは、棒も含めて上から下まで、大人の中指くらいの長さ。
1つの大きさが小さめなので、子供の「初めての棒アイス」として調度良かったのです。
※現在は販売終了しています。
昔ながらの「あずきバー」

続いて乳アレルギーっ子が小さい頃に食べた氷菓アイスは、「あずきバー」。
冷凍庫に常備してあれば、3世代で一緒に同じものを食べられるので良かったです。
どこでも買える、日本の定番アイス
日本の定番アイスとも言える、昔からある「あずきバー」は、普通の食品スーパーで購入できるので探すのも簡単。乳アレルギーっ子の親としては助かりました。
北海道小豆を使用した「あずきバー」は生協限定ですが、今でもよく食べています。

冷凍庫から出してすぐは硬いから注意!
ただし「あずきバー」は、冷凍庫から出してすぐだと、とても硬いので注意して下さい。
息子は、乳歯がグラグラしている状態で「あずきバー」を噛んだら、抜けて大騒ぎでした。
乳歯の生え変わり時期にある子供が食べる時は、「最初の硬さ」に気を付けて下さいね!
冷凍庫から出して少し常温で放置すると、かじりやすくなります。
原材料が超シンプル!
原材料
砂糖、小豆、水あめ、コーンスターチ、食塩
あずきバーの原材料は、とてもシンプル。余計なものが無添加なのは、子供が食べるアイスとして安心ですよね。
「1本」だと糖分が多いので、年齢によって量を調整しましょう。
井村屋の「あずきバー」はオーガニックVer.もある
井村屋のあずきバーは「オーガニック」バージョンもあります。
果汁感あってジューシー!Dole「もりだくさんフルーツ」

上述のアンパンマン棒アイスに似ていて、息子も好きだったのが、Doleの「もりだくさんフルーツ」。
1本1本が「小さめ」サイズで、子供が食べやすいです。むしろアンパンマン棒アイスよりも細くて、こっちの方が食べやすいかもしれません。
アイスの長さが大人の中指くらいです。
1箱で4種類の味が楽しめる
「もりだくさんフルーツ」は、1箱で4種類の味が楽しめました。
果汁が濃くてジューシー!
しかも、Doleだけあってジューシー。果汁が濃いです。
私も息子も「グレープ」味が好きでした。紫色も味も濃い!
※「Doleもりだくさんフルーツ」は見つけられない夏もあり。
そんな時は…
盛りだくさんフルーツの代わりにお勧め
同じDoleの「冷凍パイナップル」
Doleの冷凍パイナップルは氷菓アイスにそっくりなのですが、パイナップル果汁に漬け込んだパイナップルなんです。
一口大なので、アイス代わりにそのまま食べても、豆乳ヨーグルトに入れても、お菓子やスムージー作りにも色々便利です。
セブン(7プレミアム)4種のフルーツバー
セブンプレミアム「4種のフルーツバー」は、Doleもりだくさんフルーツより「ねっとり」した感じがあります。
アレルギー特定原材料8品目:不使用
みんな大好き!「ガリガリ君」※味に注意!

昔から愛され続ける氷菓「ガリガリ君」は、子供の認知度も高く、息子も興味深々でした。
スーパー、コンビニどこでも買えるので、本当に助かります。
期間限定品が続々で楽しめる
人気商品だけに、季節ごとに「期間限定」の味が販売されます。
珍しい味が販売されることもあり、選択肢が少ない乳アレルギーっ子から見ると神商品。
ただし!
【注意】味によってアレルゲンが違う!
「ガリガリ君」は、味によって含有アレルゲンが違うから、めちゃくちゃ注意して下さい。
パッと見、子供が選びそうな味に「乳成分」が含まれます!(私調べ)
メロンソーダ味、コーラバニラ味などは、アレルギー情報に「乳」を含みます。
逆に、大人が選びそうな「ガリガリ君」は、乳成分不使用なことが多いです。(私調べ)
「大人なぶどう味」「大人なゴールデンパイン」は、乳アレルギーがあっても食べられました。
原材料とアレルゲンは、購入の際にその都度、ご自身で確認して下さい。
乳不使用なのにねっとり!濃厚とろけるアイスバー

私が好きなのは、濃厚とろける系のアイスバー。
乳成分が不使用なのに「ねっとり食感」なんです!
乳成分が不使用とは思えない「ねっとり」食感

初めてパッケージを見た時に、”乳成分を使ってそう”な見た目を警戒したくらいです。
食べてみると、何ていうことか…食感が乳成分不使用とは思えない、ねっとり感。
「濃厚とろけるマンゴー」は、マンゴーを冷凍したような食感なんです。
シャリシャリとした今までの氷菓アイスのイメージとは異なり、しっとり・ねっとりした感じに驚きました!
「濃厚とろけるマンゴーアイスバー」の原材料
原材料
マンゴーピューレ、水飴、砂糖、レモン果汁/安定剤(増粘多糖類)
その原材料は、マンゴーピューレがメイン。
マンゴーピューレを30%使用というだけあって、濃厚で濃い味とねっとり食感に納得です。
似たようなアイスで、セブンの「まるで完熟マンゴー」がありますが、こちらは乳成分を含みますのでご注意下さい。
「濃厚とろける洋なし」もあるよ!

この「濃厚とろける」シリーズには、とろける洋ナシもあります。
マンゴーよりさっぱりした味わいで、甘すぎず酸っぱさがあり、大人の方にもお勧めです!

私は「生協の宅配」で買っていますが、確かイトーヨーカドーでも見かけた記憶があるんです。見つけたら是非!
乳成分と卵が不使用の「豆乳カップアイス」
卵や乳成分などの動物性素材を使わず、豆乳で作ったアイスも増えました!
クラシエ「豆乳アイス」soyシリーズ

クラシエの「豆乳アイス」は、食品スーパーでも売っていたカップアイスです。
豆乳 水あめ 砂糖 みりん デキストリン 植物油脂 食塩 乳化剤 安定剤香料 トレハロース
乳製品アイスのようなコクがあり、言われなければ乳成分不使用だと分からない感じでした。
乳製品・卵を使わず、コレステロールゼロなのも嬉しい。
乳アレルギーでも(かき氷タイプ以外の)カップアイスが食べられる!という時代が来ましたね~

クラシエの豆乳アイスの味は、
で展開中です。
最新の商品情報は、公式ホームページや販売ページで確認できます。
シャトレーゼ「乳と卵と小麦粉を使用していないおいしいアイス」

「シャトレーゼ」の冷凍コーナーには、3大アレルゲン(乳・卵・小麦粉)が不使用のカップアイスがあります。
3大アレルゲン不使用であることが、すぐに分かるパッケージは有難い。
上述のクラシエsoyに比べると、少しシャリシャリした食感です。
大手メーカー商品、お豆腐屋さんの商品、色々探そう!
コンビニで買えて便利!「アイスの実」

コンビニでも買えるグリコ「アイスの実」は、外出先で手軽にゲットできて、一口ずつ食べられるので超便利!
アーモンドミルク味は、チョコと相性抜群・ピノっぽくなる!

2022年に登場した「濃いアーモンドミルク」味は、私のお気に入りです。
チョコレートと相性が良く、湯煎で溶かした乳フリーチョコレートでコーティングしたら、メチャメチャ旨かったです。
乳アレルギーでも、ピノ気分で食べられました。ピックを刺して召し上がれ~
【超注意】味によってアレルゲンが違う
当然ですが、人気のアイスは色々な味がある。「アイスの実」も色々な味がある中、味によってアレルゲンが違うので注意してくださいね!
グリコの自動販売機「セブンティーンアイス」

グリコのアイス自動販売機「セブンティーンアイス」は、ショッピングセンター/観光地/駅などでよく見かけます。
息子が小さい頃は、(欲しいと思っても買えないと可哀そうだから)この自動販売機に気が付かれないように素通りしていたのですが…
「乳成分不使用」のセブンティーンアイスが登場(2018年~)
2018年以降、「乳成分不使用」のアイスが登場しました!
グレープシャーベットも食べられるようになり、選択肢が増えて嬉しいです。
自販機なのに…アレルギー表示が分かりやすい

しかも、アイスの写真と一緒に、アレルギー情報がしっかり表示してあるから、その場でスマホでポチポチ調べなくても「乳成分が不使用か?」すぐ分かります。
サイダー味は箱入り、手を汚さずチューチューできる

息子が好きなのは「サイダー」。他のセブンティーンアイスと違って箱に入っています。(上の写真)
棒アイスではなくプラスチックの容器に入っているので、手を汚さずチューチューできます。
乳成分が不使用のセブンティーアイス一覧
乳成分が不使用のセブンティーンアイスは以下の通り。
ただし、1つの自動販売機に全部の種類が揃っているわけではないので、選択肢は2つの場合が多いです。
※最新のラインナップ(種類)は、公式情報でご確認下さい。
「クーリッシュ」 グリーン バニラ
そして、『クーリッシュGreen バニラ』!
これは凄い。ソフトクリームに近い・パフェが作れる・アイスの食べ歩きができる等々、乳アレルギー児にとっては「夢のアイス」的なのです。
クーリッシュグリーンは、2022年3月から地域限定でテスト販売。Xでもフォロワーの皆様と共に、本販売・全国展開を求めて声を挙げました。
冷凍庫に常備してあると、体調を崩した時や食欲がない時の栄養補給としても活躍しています。
ハーゲンダッツ「豆乳アイス」 ※卵は含む!
2024年には、あのハーゲンダッツから豆乳アイスが販売!
バニラ味、バナナ味、チョコ&マカデミアナッツ味の3種類です。
ハーゲンダッツはアイスの種類が多くて見つけにくいかと思いきや、豆乳アイスは「蓋のカラー」が違うのですぐ分かります。
豆乳アイスは、上蓋がベージュ色です。
パピコ(PAPICO)※意外と食べられる
私にとってパピコ(PAPICO)と言えばチョコレート味で、イコール「乳成分が入っている」という認識でしたが…
乳成分(や卵)が不使用で、乳アレルギーがあっても食べられる味がけっこうあるんです。嬉しい!

マスカット オブ アレキサンドリア
白桃
レモン
大人の華やか苺
乳アレルギーだとアイスはダメでも「アイスグミ」
乳成分が含まれていて食べられないアイスでも、そのアイスがグミになっている商品があります。
「サクレレモン」アイス…じゃなくてグミ
アイスの写真が使われているので、一瞬「アレルギー物質:乳成分」の文字が見えて驚きますが、アレルギー特定原材料等28品目は「ゼラチンのみ」です。
「スイカ&メロンバー」アイス…じゃなくてグミ
特徴的な見た目から一度は食べてみたくなる、あのスイカ&メロンバーアイス…。
乳成分を含むチョコチップが入っていて、乳アレルギーがあると食べられないのですが、凍らせてもおいしい!?グミ姿で登場。これは喜んで食べていました!
「ガツンとみかん」アイス…はアイスもグミも乳不使用
「ガツンとみかん」は、アイスもグミも乳不使用です!
乳アレルギーでもアイス!まとめ
息子が初めてアイスを食べた頃は、冒頭で紹介した「アンパンマン元気わくわくキッズアイス」と「あずきバー」くらいしか見つけられませんでした。
時代が変わり、最近ではすごく選択肢が増えました。
息子の成長と共に、キッズ向けではなく一般の氷菓菓子が選択肢となることで幅が広がったこと。
ライフタイルに健康志向やヴィーガンを取り入れる人が増え、メーカー各社が「植物生まれ」や「豆乳で作った」というキーワードで新商品開発に繋がり、氷菓の種類が多種多様になったこと。
…が大きいと思います。
色々試しながら、冷凍庫の氷菓ラインナップを増やし続けます!
砂糖、りんご果汁、水あめ、フラクトオリゴ糖、食塩、香料、安定剤(増粘多糖類)、酸味料、着色料(フラボノイド、クチナシ)、乳化剤