ASD育児【感情コントロール・表現が苦手な子】ショック回避?天邪鬼?期待と逆の気持ちをわざと言う

ASD(自閉症スペクトラム、いわゆる発達障害)の息子は、感情のコントロールが苦手です。

自分の溢れる感情を整理したり、言葉で表現したり、ということが上手くできません。

最近気になるのが、なぜか「期待とは逆の気持ちを言う」ということ。

せっかく気持ちを言葉で表現できたのに、”本当の気持ちとは逆”のことを言うのです。

楽しみ嬉しい予定なのに「やらない」「中止だ」と否定的に断言する

例えば、保育園のサッカー教室。

息子は、保育園で週に一度だけ開催されるサッカー教室が大好きです。

私(母)
今日は、サッカー教室だね。

私は、保育園を嫌がる息子に、少しでも楽しみな気持ちになってもらおうと思い、息子が楽しみにしているサッカー教室の話題に触れました。

息子
サッカー教室は、やらないよ!

なぜか息子は、「やらない」と断言します。

始めは、本当に何かの理由があって、サッカー教室が中止の日なのかと思いました。

またある時は、昨日まで休んでいた仲良しのお友達が、今日から通園することが分かったので、

私(母)
〇〇くん、今日から来るね。

と教えました。

息子
〇〇くんは、来ないよ!

すると、なぜか息子は、強い言い方で「来ないよ」と断言しました。

普通なら、期待を込めて同調したり、「そうなの?」と聞いてくる場面です。

それなのに最近の息子は、少しも期待する素振りもなく、質問を返すこともせず、ただ「やらない」「来ない」「中止だ」と断言するのです。

息子にとって、まだ分からない未来の事なのに、否定的に断言するのです。

本当は「やりたい」「来て欲しい」という気持ちなのに、本当の気持ちとは逆の気持ちを強い言葉で言うのです。

期待通りじゃなかった時のショックを回避するため?

「行ってみないと分からないじゃん。」

「雨だったら中止かもしれないけど、曇りだったらやるかもしれないよ。」

等々、私は、前向きな回答を続けてきました。

これを続けているうちに、なんとなく分かってきたことがあります。

それは…
期待通りじゃなかった時にショックを受けるから、あえて期待しないように否定している!?

という可能性です。

期待した時に、期待通りではない結果を受けて、ショックを受けた経験が仇になっているのかも。

期待通りじゃなかった時に、そのショックを回避するために、期待とは逆のことを言って、自分の期待を押さえているのかも。

本当の気持ちと逆の気持ちを言うことで、自分に言い聞かせているのかも…

と感じました。

未熟ゆえに極端すぎな感情表現…「感情コントロール」が苦手な子

事前にショック回避の策とは、ある意味「上級」だとも思いつつ、感情表現・感情コントロールの方法に、未熟さを感じます。

発達障害の特性の中で、「0か100か極端な考え方」も代表例ですが、息子の表現方法もまた「極端」な気がしました。

「サッカー教室をやる」と期待すると、やらなかった時にショックを受けるから、その真逆の「やらない」という言葉で断言する。

「お友達が来る」と期待すると、お休みだった時にショックを受けるから、その真逆の「来ない」という言葉で断言する。

だとしたら、極端すぎる。

感情表現・感情コントロールは苦手な子だけど、もう少し、気持ちを言葉で表現できるようにしなくては。

誰だって期待通りじゃなければ、ショックは受けます。

でもだからと言って、期待と逆の言葉を言うのは、違うと思いました。

そのまま心配事を言葉にする練習をしよう!

私だったら、ショックを和らげるために、どうやって対処しているだろう?

少なくとも、期待とは真逆のことを断言する方法じゃない。

明日晴れて欲しい時に、「明日は晴れじゃない!」と仮に断言しても、雨だった時のショックを回避できるわけがないから、そんなこと言わん。

・心配事として声に出す
「明日、雨だったらどうしようかなー」

・心配事として相談する
「明日、雨だったらどうしようかな?」

・対応策をなんとなく考えておく
「もしも雨だったら、やめよう」
「途中で雨が降ってきたら、やめよう」

と言ったところでしょうか。

私は、「人に話したり、言葉にするだけでも心が軽くなる」と思ってて、心配事はいつも呟いています。(主に独り言で)

息子にも、不安や心配ごとを言葉で表現することを、もっと教えないといけないのかもしれません。

心配な気持ちや、ショックを受ける気持ち自体は、それで良いのだということを伝えた方が良いのかも。

そういう気持ちを、そのまま言葉にするところから練習をしよう…と思いました。

代弁によって気持ちの表現方法を学ぶ

私が息子の気持ちを代弁して、息子が自分の気持ちを表現する言葉を学び、少しずつ状況は変わりつつあります。

◆不安な気持ちを言葉にする練習(代弁)
「雨でサッカー教室が中止だったら、どうしよう?」
「今日も〇〇くんが来なかったら、どうしよう?」

◆気持ちを”そのまま”言葉にする練習(代弁)
「サッカー教室、やりたいなー」
「雨が降ったら、サッカー教室が中止だから、嫌だな~」
「今日も〇〇くんが来なかったら、イヤだな」
「今日は、○○くんと遊びたいな」

◆期待する気持ちを言葉にする練習(代弁)
「曇りだったら、サッカー教室ができるかもしれない」
「曇りでサッカー教室ができたら、嬉しいな」
「今日は、〇〇くんが来ればいいな」
「○○くんと会えたら、嬉しいな」

そういう気持ち表現を教えました。

代弁して代弁して代弁しまくって、息子の本心を探りながら、息子の気持ちに近い表現を探していきました。

「ほら、気持ちを言葉で言うと、気持ちがスッキリしてくるでしょう?」という感覚を教えました。

気持ちが言葉で整理できていれば、結果的に期待通りじゃなくても、後で受けるショックも軽減できるのだと、経験として学んでもらいたいです。


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暫くして、息子は自分の気持ちについて、だいぶ言葉で表現できるようになりました。(まだまだ未熟ですが)

もともと不安が強い子なので、不安な気持ちを言葉にすることが多いです。

不安な気持ちに押しつぶされて、癇癪を起こしていた頃に比べると、格段の成長です。

不安な気持ちの言葉だらけな会話では、これはこれで対処に苦労しますけどね。

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2020/09/01

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