息子は、1歳児クラスで入園してから卒園するまでの5年間、保育園の給食室で作られた食物アレルギー対応食を頂きました。
保育園の食物アレルギー対応は素晴らしくて、あの見学の日に受けた、私の第一印象は正しかったんだなぁ~としみじみと感じています。
保育園の見学で見た給食室(調理室)
ある保育園の見学に行った時、ステンレスの棚や台がピッカピカの給食室(調理室)に出くわしました。
見学者がなぜ、ピカピカな給食室の様子が分かるのか?と言うと、廊下に面した給食室の壁がガラス張りで、室内が丸見えだったからです。
見学者一同、ガラス張りの給食室に関心していると、
と説明されました。
園児たちから丸見えの調理風景
この保育園は、ホームページも地味で、業者が作った洒落たパンフレットもなくて、何においても手作り感が満載。
給食室について説明する園長先生も、気さくで優しい雰囲気でした。
給食の準備において、園児たちから調理風景が丸見えで、またそれを微笑ましく見ている園長先生たち。なんか良いな~と思いました。
志望理由に、給食室を取り巻く環境の良さ
その他の条件も良かったため、私はこの保育園を第一志望に決めました。
保活資料の志望理由には、あの見学の時に見て感じた、給食室を取り巻く印象について書きました。
ガラス越しに見える給食室は、食物アレルギーを通して「食の大切さ」を実感している私にとって、とても印象的でした。
貴園であれば、「子供が食べ物を大切し、作ってくれる人に感謝し、楽しく食事ができるように育ってほしい」という想いが、共有できると思いました。(当時の保活書類より抜粋)
食物アレルギーがある子の保育園なので、給食や給食室に対しては、他の志望者の誰よりも真剣に見ていたと思います。
食物アレルギー対応で栄養士(調理師)さんと面談
入園当時、息子は卵・乳製品・小麦・ゴマ・ナッツ類…と多数のマルチアレルギーでした。
※大豆は、入園直前に除去解除
※卵は、入園後に除去解除
当然ながら、保育園給食の食物アレルギー対応について面談することに。
そこで初めて、実際に献立や給食を作ってくれる栄養士(調理士)さんに会いました。
この保育園にとって、息子のような重度マルチアレルギーは前代未聞。軽度の卵アレルギーっ子は在園していたようですが、こんなにも複数のアレルギー、まして軽度とは言えない重度寄り。
栄養士さんにとっても初めての経験。
…なのに、園長先生・主任と共に、とても親身に話を聞いてくれたのです。
小麦→米粉、牛乳→豆乳など自宅での代替方法を参考に聞かれたり、実際の給食メニューを例に出して代替方法を聞かれたり、真摯に前向きに興味を持ってくれました。
※後に、息子はこの保育園で、このガラスの壁に張り付き、調理室を覗きながら成長します。卒園するまでの5年間、みんなと一緒に給食時間を過ごしました。