アナフィラキシーショック症状数回、エピペン保持。複数のアレルギー持ちである息子が、初めてアレルギー血液検査をしたのは、生後6か月の時です。
そして今日、5歳1ヶ月時点のアレルゲン検査の結果がでました。
アレルゲン血液検査の結果と推移をまとめていきたいと思います。
【0歳6ヶ月】粉ミルクと麦茶でアナフィラキシーショック時点のアレルギーレベル
IgE値:132
一般的には、血中IgE値が高いほど,アレルギーが強いと判断されます。0~170が標準値とされる中、”基準値に収まっているが高め”という位置付けです。
アナフィラキシーショックを起こした直後にも関わらず、IgE値は低い、という印象でした。「赤ちゃんの血液検査は当てにならない」と言われる所以が、なんとなく分かります。
アレルゲン | クラス |
卵白 | 4 |
牛乳 | 3 |
ゴマ | 3 |
小麦 | 2 |
大豆 | 2 |
保険診療の血液検査は、検査項目に限りがあります。この時のアレルゲン検査項目は、全部で12種類。そのうち、クラス1以上だったのが上記5つのアレルゲンです。
5歳になった今でもアレルギーである「小麦・乳・ごま」は、0歳の時から血液検査結果にも現れています。
「卵・大豆」は、この後、除去解除になりますが、離乳食の年齢で「卵・大豆」が使えないのは辛かったです。もちろん「小麦・乳・ゴマ」も使えず。
【2歳6ヶ月】喘息大発作で入院した時点のアレルギーレベル
IgE値:408
生後6ヶ月で「132」だったIgE値が、408にまで上がってしまいました。この時点では、まだ経口免疫療法(減感作法)に出会っていません。
アレルゲン | クラス |
小麦 | 5 |
牛乳 | 4 |
ゴマ | 4 |
卵白 | 3 |
ピーナッツ | 3 |
卵黄 | 3 |
ソバ | 2 |
クラス1以上だったアレルゲンが、20項目に及びました。ハウスダストや杉など食物アレルギー以外のアレルゲンと、カゼイン・グリアジン等のタンパク質レベルのアレルゲンを省くと、クラス1以上のアレルゲンは、上記7つです。
5歳現在のアレルゲン「小麦・牛乳・ゴマ」が上位を占めています。
血液検査結果とアレルギー症状は比例しませんが、2歳を過ぎたアレルゲン血液検査では、主なアレルギー傾向が顕著に表れると言えそうです。
【4歳6ヶ月】経口免疫療法スタート直前のアレルギーレベル
IgE値:253
2歳半の時点で「408」まで上がったIgE値が、253まで下がっていました。
アレルゲン | クラス |
牛乳 | 5 |
小麦 | 4 |
クルミ | 4 |
カシューナッツ | 4 |
ヘーゼルナッツ | 3 |
ピーナッツ | 3 |
ゴマ | 2 |
ダニ項目でクラス3~4をマークしたことは気になりますが、置いておき。食物アレルギーかつ食物単位に絞ります。
クラス1以上の結果になったアレルゲンは、上記7つ。
ここでナッツ類、登場です。
クルミは、経口負荷試験でアナフィラキシーショックを起こしました。
5歳になった息子は「小麦・牛乳・ゴマ・クルミ」アレルギーが確定中。
4歳時点のアレルゲン検査では、アレルギーが検査結果に如実に表れています。
年齢が上がるにつれ、血液検査の信憑性も上がっています。
【5歳1ヶ月】経口免疫療法を始めて半年のアレルギーレベル
IgE値:210
「小麦・牛乳」の経口免疫療法を始めて、半年が経過しました。免疫にどう作用したのか?数値に着目していました。
アレルゲン毎の測定値が、半年前と比べて全て下がってきていました。経口免疫療法の成果が出ているのかもしれません。
アレルゲン | クラス |
小麦 | 4 |
牛乳 | 4 |
クルミ | 4 |
ヘーゼルナッツ | 3 |
ピーナッツ | 2 |
クラス5だった「牛乳」が、クラス4になりました。経口免疫療法で毎日「牛乳0.4g」を摂取しているから、嬉しい結果です。
「小麦」は、クラス4で据え置きですが、クラス4のレベル範囲内での数値は、下がりました。気になるのは、グルテンの存在。「小麦」はクラス4でも「グルテン」は半年前からクラス5のままなのです。
【まとめ】アレルギー血液検査のレベル推移
以下の表は、過去4回のアレルゲン血液検査において、判明したアレルギーレベル(クラス)をまとめたものです。
アレルゲン | 0歳 | 1歳 | 4歳 | 5歳(前半) |
小麦 | 2 | 5 | 4 | 4 |
牛乳 | 3 | 4 | 5 | 4 |
ゴマ | 3 | 4 | 2 | – |
クルミ | – | – | 4 | 4 |
ヘーゼルナッツ | – | – | 3 | 3 |
カシューナッツ | – | – | 4 | – |
ピーナッツ | – | 3 | 3 | 2 |
卵白 | 4 | 3 | – | – |
卵黄 | – | 3 | – | – |
大豆 | 2 | – | – | – |
ソバ | – | 2 | – | – |
アレルギー血液検査の結果をまとめてみると、アレルギー対策や情報の整理に役立ちます。
見えてきたのは、アレルギー対策をしていない、ナッツ類とソバ。
アレルギー対策が曖昧だった、これらのアレルゲンについて考えていきたいと思います。