保育園を嫌がり朝起きない!寝起き悪い子供を起こす工夫、視覚支援(カレンダーと絵)の活用方法

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工夫と対策1.「おはよう」の声掛けは静かに&体を動かし始めたら

私が「質の良い寝起き」について調べた時、寝起きの悪い人の家族がやりがちなミスについて知りました。

寝返りも打たない「深い眠り」の時に声をかけると、逆に寝起きの邪魔をしてしまうそうです。

「自分で起きようとしている」ところを手伝ってあげる形が良いとのことなので、私も息子を起こす時に、近付くタイミングと声掛け方法を変えてみました。

息子が体をゴソゴソ動かし始めたタイミングで、静かに優しく「おはよう~」と声をかけるようにしました。

私の声が届いたかな?うっすら目を開けたか?と感じたタイミングで、朝カレンダーと保育園の絵を使いました。

これだけでも、寝起き癇癪が軽減したような?

工夫と対策2.聞かれる前に「今日は保育園」だと伝える

保育園を嫌がる子が「今日は保育園に行く?」と聞いてくる場合、本人が期待している答えは「行かない」である。
期待していた答えと違うことが、癇癪やパニックを誘引してしまう。
だから聞かれる前に、「保育園に行きます」という揺るぎない事実を伝えることが有効である。

これは、療育に関わる先生に受けたアドバイスを元に、息子が保育園を嫌がって朝起きないシチュエーションに当てはめて、文章にしてみたものです。

朝、保育園に行くのを嫌がる息子に、先に「今日は保育園なの?」という質問をさせてしまうと、私の回答が癇癪に繋がってしまう、と想像できて納得です。

この対策として、息子から聞かれる前に、私の方から先に「今日は保育園だよ。」と伝える努力をしました。

この時に、視覚支援(今回で言うと「朝カレンダー」と「保育園の絵」)はとても役立ちました。

息子みたいなタイプは物事を言葉だけで伝えると、余計な心配事までたくさん妄想して勝手に混乱するので、混乱する前に視覚に訴える方法は効果がありました。

私が起こしに来てカレンダーと保育園の絵を見せる…という手順が当たり前になると、息子にとって「今日は保育園に行く日」ということが前提になりました。

この雰囲気は、かなり前進です。

工夫と対策3.聞かれる前に、保育園の「予定」を教える

息子の中で保育園に行くことが前提になってくれると、同じ癇癪にしても、何が嫌なのか解る日もあって、ちょっと対応し易くなりました。

このタイミングで有効だったのは、その日の保育園での「予定」を教えてあげることです。

意識していないと、保育園で「何をしたか」結果は分かっても、「何をするのか」予定を知らない日があったので、先生に翌日の予定を聞いてから帰宅するようにしました。

私(母)
今日は保育園で、避難訓練でーす。
息子(口をふさぐマネ)
カジはね、こうやって口を押えるんだよ。

朝起きる時、その日の保育園の予定を伝えると、息子はそのシーンを想像していました。

例えば、「今日は避難訓練」という予定を教えると、口を押えて皆で園庭に避難するシーンをイメージして、注意事項などを教えてくれました。

具体的に予定を教えることで、(行きたくない場所であっても)行動のイメージができるので、気持ちの安定に繋がっているのだと思います。

ベッドで足をバタンバタンして暴れて、「ヤーだ!ヤーだ!」と叫んで癇癪を起していた子が、保育園に行くことを前提にした会話ができるようになっただけでも、超進歩です。

工夫と対策4.「朝カレンダー」に遊び感覚を取り入れる

朝カレンダーとシールを使う時は、「今日当てクイズ」をするのが定番化しました。

私(母)
今日はどーこだ?

息子が答える時に、朝カレンダーの今日の日付枠に「今日シール」を貼ってもらう方法です。

貼る瞬間にカレンダーを少し動かして、わざと違う日に貼ってしまいそうにしたり。

遊び感覚を取り入れる日もありました。

工夫と対策5.新しく覚えて肯定感とテンションをアップ

起床時に朝カレンダーを使っていると、曜日や「明後日」「一昨日」「今週」「来週」「週末」などの日付の概念も覚えました。

クイズ方式で出した問題が答えられると「自分で分かった!」という嬉しい感情が沸いて、肯定感とテンションが少なからずアップ。

この時の嬉しい気持ちが、「今日は保育園」という不安で嫌な気持ちを和らげてくれるので、起床後の行動にもプラスに作用しました。

工夫と対策6.日付の色(黒or青or赤)で括って覚悟する

私(母)
明日は何色?

朝カレンダーで一日が始まると、日付単位だけでなく「平日は保育園」「土日祝は休み」という括りで、行動パターンを覚えてきました。

「平日は黒」「土曜日は青」「日曜日は赤」というように、曜日の違いが日付の色によって見分けられることが分かってきました。

理解したついでに、「日付が黒い日は、大人は仕事で、子供は学校(保育園)」だと根気強く言い続けました。

息子には、あがくのを諦めたように「(日付が)黒い日が続くところは、保育園を頑張る日」と認識した感じがありました。

視覚支援アイテムと工夫で効果あり!

息子の場合は、癇癪を起こしている時は複雑な気持ちが絡まって混乱していることが多いです。

混乱している所に「起きなさい」攻撃をしても無理なので、早い段階で割り切れて良かったかなと思います。

起こす方法で、声でも揺らすでもなく視覚支援を優先したことで、息子の寝起き癇癪(朝の混乱)を紐解くことに繋がりました。

起床時に湧き上がる「保育園イヤだ」という気持ちは本当なので、「保育園」を目に見える形で一緒に見ながら、
・今日は(嫌だけど)保育園だね~
・今日は保育園で〇〇だね~

と思考を並べてイメージできたことが、安心にも繋がり、寝起き癇癪には効果があったと思います。


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