食物アレルギー対応に特別支援学級にと、何かと心配が絶えないスタートですが、息子は小学生になりました。
入学式は、新型コロナウイルス感染拡大の影響をもろに受け、今までの常識やイメージとは異なる部分もありました。
今後はこれが「普通」になるのかな?
小学校の入学式について、全体の流れ・特徴・随所で感じたポイントなど、経験談をご紹介します。
初めてのランドセル登校は考慮ポイント満載!服装・天候・不慣れ…
通学路を通って、小学校まで歩く練習をした方は多いと思います。
しかし、入学前に”ランドセルを背負って”小学校まで歩く経験は、意外としていないのではないでしょうか。
入学式は、初めての”ランドセル姿”で登校です。
実際、私たち親子は、途中からタクシーで向かう失態でした。
※詳細は、上記ブログ記事をご参照
息子はランドセルを背負う練習をしたし、私と一緒に小学校まで歩く練習もしました。
だけど、入学式当日の服装で、晴れ渡る暑い中、重たいランドセルを背負い、久々にヒールの靴を履いた私が連れ添って、家族3人が並んで歩く…
というシチュエーションは、ぶっつけ本番だったのです。
・慣れないランドセルを背負って歩く
・雨かも猛暑かも花粉飛散かもしれない春の天気/天候
などを考慮して、かなり時間に余裕を持って出発することをお勧めします。
私は結果的に、「大人が普通に歩いてかかる時間」の4倍は必要だと思いました。
受付の列より記念撮影の行列がすごい!撮影タイミングは要検討
学校に到着すると、校門付近に行列が見えました。
これが、受付の待ち行列ではなく、記念撮影の順番待ちでした。
「入学式」と書かれた大きな看板と一緒に、入学記念の写真を撮ろうと、到着したファミリーが次々と並んでいるのです。
ある程度、予測していたことでもあるので、「看板がある校門前の記念撮影は、帰りに撮ろう!」と決めました。
結果として、帰りは帰りで行列に並ぶことになりますが、帰りの方が時間に追われずゆとりのある精神状態で撮影できるメリットがあります。
逆に、最初(到着直後)に撮影する場合、緊張感がある状態で、服装が乱れないうちに撮影できる、持ち物も少ない、というメリットがあると思います。
記念撮影の撮影タイミングについて、基本的な方針を事前に決めておくとスムーズです。
・適度に緊張感のある表情
・服装が乱れていない
・持ち物が少くて身軽
【デメリット】
・時間を気にしてハラハラ
・帰り派より多い(行列が長い)
・早めに家を出発する必要がある
・時間を気にせずゆったりした気分
・行列が少なめ
【デメリット】
・気が抜けてちょっと緩んだ表情
・服装が乱れたりシワしわ(の可能性)
・荷物が増えて両手がふさがる
実際に、我が家は「帰り派」としての行動をとりました。
服装の乱れは気になりませんでしたが、息子が交通帽(1年生がかぶる黄色い帽子)をかぶらずに撮影してしまったことに、後から気が付きました!
そして、息子の緊張感はなく、変顔や変なポーズばかりでした。黄色い帽子をかぶって、緊張感のある表情でビシっと1枚、撮りたかった…という反省はあります。
一長一短ですが、撮影タイミングは要検討です。
入学式の受付で渡すもの、もらうもの

学校に到着したら、校門をくぐり、受付へと向かいます。
入学証明書と交換に「入学のしおり」をもらいました。
息子の小学校の場合、入学証明書は、事前に自宅に郵送で届いたハガキでした。
「入学のしおり」には、小学校職員の一覧とクラス名簿が載っていました。
クラス名簿は、この他に、模造紙にマジックで大きく書き出されたものが、貼り出されていました。
自分が1年何組なのか?を確認して、該当するクラスの受付テーブルに向かいます。
クラス毎の受付では、その場で身に付ける名札類をもらいました。
入学式の日程表
名札
「入学おめでとう」バッジ
通学路コース用のカラーシール
「入学おめでとう」バッジは、造花が付いたリボン札です。(上の写真)
「通学路コース用のカラーシール」は、通学路でコースごとに決められた色の”丸シール”です。
これを名札に貼って、集団下校の目印にしたり、同じ方角に帰るお友達を把握したりするのに役立てます。
保育園卒の子は初めて!?上履きで歩く
息子は前日に、「入学式の練習」をしました。
だから、”上履きで歩く”という経験をしました。
長い間、裸足生活の保育園時代を過ごした子は、上履きを履く練習をしておきましょう。
息子の上履き事情は、「歩く」よりも「履く」が難しかったです。
慣れれば簡単なのに、あの甲のゴムバンド?…その手前に、つま先から突っ込むという行為が難しいようです。
受付を済ませた後は、いよいよ校内。持参した上履きを履いて行動します。
3密を避ける!グループに分けて時差交代制の入学式とは?
「入学式の日程」には、交代制で実施される入学式の「グループ構成」と「日程」が書いてありました。
従来のイメージでは、体育館後方に保護者が勢揃いした後、新1年生が並んで入場し、体育館前方に着席していく…という入学式の図。
今回は、3密を避けるべく、組ごとにグループ分けされ、グループごとに時差式・交代制で実施されます。
とはいえ、入学式(式典)が実施される体育館は1つだけ。
どのように各グループが時差交代していくのかと言うと…
【入学式】
場所:体育館
児童・保護者ともに参列
【入学説明】
場所:教室
児童…自分の席に着席
保護者…後方で見学
【学校探検】
場所:校内
児童…上級生の案内に従い、校内を見学
保護者…教室で待機、先生より保護者説明
上記3部に工程を分け、グループによって始まりを異なる工程にし、全員が一箇所に留まることなく、ズレながら移動します。
【入学式】からスタートするグループもあれば、【入学式】で終わるグループもありました。
電報の紹介はせず略式!【入学式】式次第
体育館で入学式が行われました。
式次第は、かなり省略されました。
グループ毎に、同じ内容の式典を複数回するので、時間短縮バージョンです。
3密を避ける意味もあります。1グループだけとは言え、1箇所に大人数が集まる空間になるため、約20分で済ませる工夫です。
(1) 開式の言葉
(2) 校長式辞
(3) 担任発表
(4) 閉式の言葉
一同礼
【入学説明】集合写真の撮影はない!教室で自己紹介・呼名
私は、体育館に新1年生が全員揃わなくても、クラス毎に集合写真の撮影があると思っていました。
ところが、20分間の略式入学式を終えて、次なる工程「入学説明」のために教室に入っても、クラス毎の集合写真撮影はありませんでした。
教室の生徒の机には、平仮名の氏名が書かれた紙が貼ってあり、子供たちは自分の机がどこか探して席に着きました。
各教室では、担任の先生の自己紹介と、先生による呼名が行われました。
担任の先生が、一人一人の生徒の名前を順番に呼びました。
子供たちは自分の名前が呼ばれると、右手を挙げて「はい!」と元気に返事をしていました。
【学校探検】保護者は教室に残って説明を受ける
そして子供たちは、学校探検へ。
教室で保護者説明が行われる間、子供たちは上級生の案内に従い、校内を見学します。
保護者に対しては、配布物の説明、休校中の課題(宿題)、預かり学級について説明されました。
実は、このコロナ渦で「この状況で入学式の開催なんて、ふざけるな!」と学校に怒鳴りこんだ保護者もいたそうです。
この日、入学式に参加した保護者にとっても、単純に”晴れやかな入学式”という訳にもいかず、「明日からどうするの?」というのが専らの関心ごとでした。
緊急事態宣言が発令され、小学校も休校。入学式が終わっても、明日からは休校で、何をどうしたらよいのか未知でした。
だから、配布物を食い入るように眺め、休校中に何をすれば良いのか整理しました。
私は、「密を避けろ、集団を避けろ、学校は休校だ」と言われているのに、「希望者は学校で受け入れる」という預かり学級の存在に混乱しました。
その「預かり学級」について、申込方法やどんな様子で過ごすのか、説明を受けました。
子供たちは、他の学年の教室・保健室・図書室・職員室など、校内を回った後、再び教室に戻ってきました。
配布物の量はすごい!エコバッグを忘れずに
教室の机の上には、紙袋やファイル類が置いてありました。教科書とたくさんのプリント類が入っています。これらは、この後、持ち帰ります。
・ノート
・連絡帳、連絡袋
・プリント類(保護者向け手紙類)
・提出用書類(救急カード、連絡先カード、健康の記録、検診用紙、アレルギー調査票、保険加入用紙など)
・課題(休校中の宿題)
・黄色いランドセルカバー
・黄色いワッペン
・交通安全柄の文房具類
配布物は、けっこうな量です。
ランドセルに全部を入れると、この時点の新1年生には、重たくて背負えません。
配布物を入れるエコバッグは、持参必須でした。
マスク姿でも略式でも「入学式」という区切りの先に見えた小学校生活
こうして小学校の入学式は、終わりました。
例年とは全く違う、全員マスク姿の入学式でした。
式典は略式で、参加者も最低限の関係者に絞り込まれ、新1年生全員が集まることもない入学式。
それでも息子にとっては、「これで小学生になったんだ」と自覚するために必要な儀式だったようです。
「広いから覚えられるかな」「宿題とかできるかな」と、小学校生活を前提にした不安を呟いていました。
小さな頃から保育園を「がっこう」と呼んでいた息子は、この小学校が「ぼくの学校」と呼ぶ場所になりました。
私も、子供のこういう所属意識は大切だなと思いました。
通学帽子
上履き
上履き入れ
ハンカチ・ティッシュ
(移動ポケット)
スリッパ
靴入れ
カメラ
エコバッグ(配布物の持ち帰り用)
ハンカチ・ティッシュ
次回は、この「入学式」における息子の様子、息子のために工夫したこと等をご紹介します。
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