【2歳児の入院】食事・遊び・トイトレ・仕事はどうする?気になる過ごし方、心配ごと体験記まとめました。

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急性気管支炎・気管支喘息大発作により、11日間の入院治療となった息子、当時2歳。

私は付添い入院で、途中で一日も帰宅することなく、息子と一緒に病院で過ごしました。体力も限界を迎え、ダウンしたのは前記事の通りです。

今回は、入院生活をどう過ごしたのか?にスポットを当てたいと思います。

食事、遊び、トイレトレーニング、そして長期休暇するしかない仕事…。入院生活で気になる過ごし方・心配ごとについて、体験をまとめました。

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”心配事”は蓋を開けると意外と大丈夫だった

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2歳児と入院・喘息治療を進める中で、大変だったことは前段の通り。心身ともに弱り、情緒不安定な息子をケアしながらも、私まで発熱してダウンとなった厳しい入院生活でした。

しかし、この「大変だったこと」の中に、病院での”生活”に関することが登場しないことにお気付きでしょうか?

そうなんです。
もしも健康な時に「子供の入院が2週間続いたら?」を考えたなら、絶対挙がってくるような心配ごとが、実際体験してみると、意外と大丈夫だったんです。

【食事のこと】
・食物アレルギーなのに、病院食で賄えるのか?
・付き添い入院なのに、親の3食はどうするのか?

【遊びのこと】
・2歳児が朝起きてから夜寝るまで、どう過ごせば良いのか?
・ベッドの上だけで(騒がずに大人しく)過ごせるのか?

【トイレのこと】
・トイレトレーニング真っ最中なのに、寝た切りが続くと、今までのトイトレを忘れてしまうのではないか?
・トイトレが逆戻りして、オムツでおしっこをするようにならないか?
・ウンチトレーニングは、”踏ん張り場所”を確立して、少しずつ進めているのに、環境が変わった場所(病院のベッド)でどうすれば良いのか?

【仕事のこと】
・付き添い入院で、いつまで休むことになるのか?
・退院してもすぐに出勤できるとは限らない。
・仕事はどうしよう?

入院が決まった時から頭をよぎった、これらの心配事。

食事・病院での過ごし方・自分の仕事のことなど、病気や治療そのもの以外で、心配だったことは、実際に蓋を開けてみると、意外にも平気でした。

【3食の食事】病院は”アレルギー対応食”完備!

入院計画を立てる時、必ず聞かれるのが食物アレルギーがあるかどうか。病院食を用意するにあたり、確認必須事項です。

息子はこの時(当時2歳)、小麦・乳・卵・ゴマのアレルギー。病院食は、「幼児食・アレルギー対応食」となりました。

病院側がアレルギー対応食を出してくれると分かり、最初の段階で一安心でした。

息子のアレルギー対応食メニューは、
・白米(+のりの佃煮)
・白身魚のほぐし煮
・お浸し

という献立が多かったです。

小麦・乳・卵アレルギーとなると、やはり和食ベース。すっぱい”酢の物”が出た時は、さすがに「2歳児に無理だろう」と口走ってしまいましたが、該当アレルゲンフリーの安全食でした。

食物アレルギーだからと言って、本人の病院食を心配する必要はなかったです。

【完食・おやつ】欲しがるものはアレルゲンフリー!

次に問題なのが、”間食・おやつ”ですよね。

小麦・乳・卵・ゴマアレルギーとなると、病院で用意できるおやつは、ゼリーフルーツだけでした。

11日間ずっと、”りんごゼリー”か”缶詰フルーツをお皿に出したもの”だったわけですが、これが幸い「需要と供給の一致」というやつでした。

熱があったり咳が出ていたりで苦しい時・食欲がない時に、食べたくなるものと言ったら-?

ゼリーやフルーツですよね!?
(乳アレルギーじゃなければ、アイス・プリン・ヨーグルトという選択肢はあれど)

朝・昼・晩のアレルギー対応食は、食欲もなく食べ切ることができなくても、おやつに出てくるゼリーやフルーツだけは完食することができました。

足りなくて、食料調達係だったばあば(私の母)が、近くの食品スーパーでゼリーとバナナを買い足したほどです。
※本当は、持ち込んだ食べ物を患者が食べてはいけません。
※食べられるものがあるなら食べて元気が出れば…という一心です。

闘病で食欲がなかった息子も、該当アレルゲンフリーであるゼリーやフルーツは自分から欲しがり、食べることができました。

【付き添い人の食事】看病中は食欲がなく、買い置きしたもので足りる!

入院生活を共にする、付き添い人(=私)の食事は?

入院した病院では、朝の時点で付添人の夕食を注文すれば、手配してくれるシステムでした。

しかし、朝から寝不足と疲労で食欲もなく、お弁当を注文する気にはなれませんでした。

<朝食>
ばあばに買い溜めてもらった個包装のシリアル系菓子

<昼食>
ばあばが前日に買ってくれたおにぎりor菓子パン、+ 息子のアレルギー対応食の味見

<夕食>
昼に同じ

結果的に、買い置きした食材で賄うという食生活でした。これで充分なほど、看病中に食欲はありませんでした。

アドバイスをするとすれば、食料を買い置きできる状況をキープせよ!ということです。

そばを離れることができない子供がいるなら、買いに行きたいタイミングで出掛けることはできないし、近くに買える場所がないとキツイ!

買い出しを頼める人がいないなら、最初に買い溜めするなり、子供が寝ている間に看護師さんに監視を頼んで出掛けるなり、準備が必要です。

私は、食料を買って置いて行ってくれる実母(息子のばあば)が、1~2日おきに来てくれて助かりました。朝、買い置きしてくれた菓子パンと缶コーヒーを口にした時が、唯一ホっとできた時かも。

【遊び】お気に入り玩具や絵本を持参、プラス新しいアイテムが鍵!

24時間、病室のベッドだけで、2歳児がどうやって過ごせばいいのか?

最初は不安でしたが、入院生活の前半は、息子本人も具合が悪いので、遊ぶどころではありませんでした。

起きると辛い前半は、遊ぶとしても寝ながら本を読み聞かせるだけ。だから、夜の寝かしつけで使おうと思って持参した絵本が役立ちました。

1冊だけだと飽きた時に対応できないので、お気に入りの本を2~3冊、入院する時に持ち込むことをお勧めします。寝かしつけだけでなく、昼間の静養時に利用できました。

日中は起き上がって、ベッドの上で遊べるようになると、読み物だけでは物足りなくなってきます。お気に入りの玩具の持参も忘れずに!

息子はこの時、プラレールの中でも特に「トーマス・シリーズ」にハマっていて、日本からやって来た機関車「ヒロ」が大好きでした。病室に持ち込んだ玩具は、パッチワークヒロの先頭車両!
※パッチワークヒロは、写真でも息子の足元に写っています。

もう1つ鍵を握るのは、ニューアイテム。

まだまだ本調子ではなくても、回復と共に遊びたい気持ちは膨らんで、手持ちの絵本や玩具だけでは、どうしても物足りなくなります。

治療を頑張ったご褒美という意図もあり、入院中に(ばあばが)買って来てくれたカプセルプラレールのミニ図鑑には、大喜びでした。

寝ながら読んでも折り曲がらないハードカバー(中のページもハードタイプ)で、小さめの正方形のミニ図鑑はお勧めです。

カプセルプラレールの他、ウルトラマンや戦隊ものシリーズもあるから、好みの1冊を選んで、ご褒美やお見舞いにいかがでしょう。

↑ 息子が実際に使った「はしれ!プラレール」は、シールを貼っても剥がせるタイプ。ページも硬くて使いやすかった!

ページをめくって見ながら、シールを貼って遊べるタイプの本も、大活躍しました。入院中に新しく買って、役立ったアイテムの1つです。

幼児の入院は、数は少ないながらも、気に入って飽きない、繰り返し遊べるタイプの玩具を揃えられたので、意外と飽きずに遊ぶことができました。

【退院間近の遊び】リハビリ兼ねる!プレイルームで歩行と呼吸の特訓

歩けるようになって退院の日が近づくと、プレイルーム(病院のキッズルーム)の使用が許可されました。

病室のベッドの上だけで遊ぶには限界を感じてきた頃、玩具勢ぞろいのプレイルーム・デビューができて一安心です。

プレイルームには、アンパンマンの玩具やおままごとセットが中心に揃っていました。息子は喜んで”おままごとセット”で遊んでいました。

ここでは、普段遊んでいる玩具やお気に入りキャラクターに関係なく、物珍しさに大興奮。病室に籠りきりだった後なので、たとえプレイルームに玩具がなくても、高速ハイハイや低い敷居を乗り越えたりするだけで楽しめます。

息子の場合、プレイルームには、リハビリ師も同行。
歩く・動くという身体のリハビリだけでなく、呼吸のリハビリも行いました。

呼吸のリハビリに使われたのは、「ピロピロ」。吹くと巻き戻ってくる紙製の筒が付いた笛です。

これがリハビリ?と思われるでしょう。

ところが、本当に、この時の息子は、この笛を吹いても、丸まった紙筒の部分を伸ばす事ができなかったんですよ!

一生懸命、息をフーっと入れても、唾ばかり吹き飛んで、空気が出ない!

肺活量が少ない、腹式呼吸ができない、まだ回復していないという理由が主だけど、そういう以前にまず、”吸った空気をフゥっと出す”という自然行為自体、うまくできていなかったのかも、と思いました。

プレイルームで、歩行や呼吸の特訓。遊び感覚でリハビリしながら、普通に過ごせるまでに快復しました。

ベッドの上だけでは、体力が余るようになると、病院のキッズルームが利用できるかどうかが鍵でした。

因みに退院後は、あの気になっていた「ピロピロ」を自分で購入!
遊ぶ玩具という建前で、息子に少しずつ練習してもらい、密かにリハビリを続行しました。

5歳現在、余裕で”ピロピロ”できますよ!

【おしっこトレーニング】トイトレはいつも通り!簡易トイレを病室に置いた

入院した当時、息子は2歳半くらい。

オムツはしていても、子供トイレ(自宅では”おまる”)でオムツを下ろして、ちゃんと座っておしっこをする、というトレーニング中でした。

だから最初は、これが出来ないことで、ここまでのトイトレが水の泡になるのではないか、と心配しました。

看護師さんに「トイレはどうしてるの?」と聞かれたので事情を説明すると、大人用の簡易トイレを病室に持ってきてくれました。

ポータブルトイレ:まさにこんな感じです。

大人用の”おまる”と言った感じ。水洗じゃないけど、蓋をあけて便器にすわって用を足せるタイプの簡易トイレでした。

いつもと違う便器ということもあり心配でしたが、「おしっこ」と教えてくれた息子をベッドから抱っこして”簡易トイレ”に座らせると、意外にも普通にできました!

病院では、ここがトイレだよ。おしっこはここでしようね。

言い聞かせも苦労することなく、すぐに納得していました。

これで、おしっこトレーニングはいつも通りです。良かった!

自宅で愛用していたのは、コンビのトイトレ用おまる
(病院の”おまる”と形が似ている、とも言える)

【ウンチトレーニング】踏ん張り場所はベッドの上!柵につかまりオムツで対応

一方、ウンチ問題。

2歳当時は、まだまだ「ウンチはオムツの中にする」状態だったので、入院中にそれ以上のことを求めるつもりはありませんでした。

ただ、入院と言えば、食事もベッド。どうやって踏ん張るか?は心配でした。

これも、入院して最初に便意をもよおした時に解決!

「ウンチ」と教えてくれた息子に、「じゃあ、ベッドの端っこにつかまって」と促すと、意外にもすんなり、本人は抵抗感もなく踏ん張り始めました。

ベッドの柵につかまり、ベッドの端で中腰で踏ん張り、オムツの中にウンチ。踏ん張る場所は違えど、いつも通りと言えば、いつも通りでした。

【仕事】付き添い入院で11日間+退院後の自宅休養期間=長期休暇!

このように付き添い続けて11日間。退院してすぐに保育園に行けるわけもないから、退院後の自宅休養期間。合わせて2週間以上!!仕事を休む結果になりました。

「共働き・子供は小さい」と言えば、突発的な発熱や保育園からの呼び出しが恐怖な日々ですよね。それが入院ともなれば、どうしよう!?

でも、この入院で分かりました。

・1~3日間くらいの短期看病で、仕事に穴が開く
・急な呼び出しで、当日の仕事を途中で切り上げる
・様子見や通院で、数日後にはまた早退

など、中途半端な状態が数日続くのが辛いのです。

・緊急入院となるほど子供の容態が大変!
・入院時に、退院の目途は立っていない!
・入院して1週間経っても退院できない、退院日不明!

となると、もう仕事のことは諦める自分に出会います。

仕事のことは諦めるしかない気持ちになるので、途中で仕事のことは忘れました。

中途半端に自分が関わったまま、それを繋ぎ止めたまま、仕事を休むからモヤモヤと辛いのであって、「関われません、お任せします」と手放すと、気にならなくなりました。

会社・上司・同僚に恵まれたホワイトな環境だったことが大きいですが、現場に残るメンバーとも、息子が入院中は仕事のやり取りをせず、全てを任せて一件落着でした。

明日・明後日に出勤する状態だから、頼り頼られて、子供の急な熱や風邪の時はバタバタするけど、自分が「しばらく来ない人」「頼れない人」になると案外、自分抜きで現場はうまく回って、仕事なんてどうにかなるんだと実感しました。

それは、傷病休暇、出産・育児休暇、退職した時に感じた、悟った感覚に似ているかな。その話は別の機会に!

こうして、「気管支喘息大発作」という大事件は、幕を閉じたのでした。


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