就学前の発達検査の内容とは?同席して見たこと分かったこと

就学前の発達検査を受けて来ました。

息子はなんとか机に座り、カウンセラーと向き合いました。

就学前の発達検査を受けに行く!ASDの子が知らない場所で机に向かう…までが大変

2019/08/01

5歳児が受けた発達検査について、まとめました。

※発達検査の種類(形式)は、説明があるわけではなく分かりませんでした。この時はいっぱいいっぱいで確認できなかったため、検査結果報告の時に聞いてきます。

その場で決めている?出題の順番・進め方

カウンセラー(出題者)
じゃあ、次はどれにしようかな?

発達検査の始まり方は、「よーい始め!」という合図があるわけでもなく、警戒心を解こうと気にかけて話しかけてくれている中で、なんとなく出題に入って行く…という感じでした。

進め方も、「じゃあ、次はどれにしようかな?」と言いながら、用意されている資料や道具の中から探して取り出す…という感じでした。

もしかすると、本当は出題の順番は決まっていて、次の問題も特定できているのに、「沈黙やその場の空気が不安を煽らないように」という計らいで、ゲーム感覚な雰囲気を醸し出してくれた可能性はあります。

その場で決めているのだとしたら、問題Aができたら問題B、できなかったら問題C…のように、パターン化されているのかもしれません。

どんなことを聞かれたか?発達検査の内容とは

※倫理的な問題上、具体性を少し欠いた概要レベルです。

口頭だけの質問、紙を見て内容について質問、図形の書き方、手先を動かす作業…etc。発達検査の内容は、特性や傾向を把握するべく、色々な項目がありました。

絵カードで「単語力・語彙力」を試す

絵カードを1枚ずつ見せられました。絵を見て、その名前(単語)を答える問題です。

息子は、絵本より図鑑ばかり見る子なので、文章よりは単語力に自信はあり。本人も得意気に答えていました。

1つだけ聞き直されたのは、「木」の絵。

息子
もり。
カウンセラー(出題者)
・・・ん?
息子
もり。
カウンセラー(出題者)
ん?もり?あ「森」ね。まあいいか、な。
息子
?。・・・き!

「木」の絵を見て「森」と答えてしまいましたが、カウンセラーの応対を見て、”何か間違っているのかも?”と察したようです。

自分で最後に「木!」と言い直すことができました。

もしも答えが「森」のままだったら、どうやって判断されるのか気になります。

「語彙力」と「発想力」を試す”〇始まり”言葉

語彙力だけでなく発想力も試す質問だと思いますが、「ある文字で始まる言葉」をいくつか言うテストがありました。

例:「あ」で始まる言葉は?

1個しか単語を言わないと、「他には?」と聞かれました。
複数個の単語を言えるかどうか見ているようです。

「反対語」が言えるか試す質問

「反対語」が言えるか試す質問をされました。

質問というより、後に続く言葉を言うように促される感じです。

隣りで聞いていて、意外と難しい出題の仕方をするんだな、と思いました。

カウンセラー(出題者)
飛行機は「早い」。じゃあ「船」は?
息子
おそい!

という感じです。

話題にされた対象物について、大きい・小さい・早い・遅い・長い・短い…という特徴を知っていないといけない上に、反対語を意識しなければなりません。

人間の体の位置・名称・その感覚機能が分かるか試す質問

人間の体の一部を指して、「これは何?」と聞かれました。

例えば「耳!」と答えると、「何をするところ?」と聞かれました。

この場合、「(音を)聞くところ」が正解です。

正解すると、逆質問やレベルアップ質問もされました。
「じゃあ、右の耳はどこ?」
「じゃあ、”見る”ところは?」

と言った具合です。

私は、「右と左を聞いてくる質問は、絶対に出題されるだろう」と予測していました。だから、息子には事前に右と左を教えていました。

カウンセラーに聞かれた通り、「右の耳」を触って答えた息子は、満辺の笑みで勢いよく私の顔を見ました。

「右」が合っていたことよりも、私が教えたことを覚えていた上に、「本当に出たよ!お母さん!」という思考回路に至ってくれたことが、すごく嬉しかったです。

お手本と同じ図形を書く

お手本となる図形を見せられて、同じ大きさで同じ形を書くように言われました。

1回目にキレイに書けると、2回目・3回目と同じことを言われて、同じ図形を複数回、書きました。

1回目より雑になっていくことが「普通」と判断されるのか、何度やっても几帳面に書く子が要チェックとされるのか?

息子の場合は、同じ図形を3回書きましたが、3回書かされる意味は分かりませんでした。

動くものを覚える?「記憶力」を試す

3つの小さな玩具が、並べられた順番を覚えるテストがありました。

  • その順番を保ったまま動かして、トンネルに入って一旦見えなくして、暫くしてトンネルの先から出てくる時に、一番先に見える玩具の名前
  • その順番を保ったまま動かして、トンネルに入って一旦見えなくして、暫くしてバックして、お尻側から出てくる時に、一番先に見える玩具の名前

動かすことに意味があるのか、単に電車ごっこに見立てるようなやり方の方が親しみやすいから動かしているのか?

細かい狙いは分かりませんが、「記憶力」を試していることは分かりました。

「記憶力」と指先を同時に使う作業

大きな木製ビーズを紐に通す作業が試されました。

通す木製ビーズの順番は決まっていて、カウンセラーがお手本で作った通りの順番です。

木製ビーズは、左から見ても右から見ても、同じ並びでした。

だから左右逆転をチェックするようなテストではなく、「見て記憶しながら、同時に指先を使う作業」のテストなんだと思います。

絵を見て「不自然なところ」を答える

絵を見て、「何かおかしい所はない?」と聞かれた時に、不自然なところを探して答える、というテストがありました。

息子にとっては、これが一番、色々な意味で「難しい」と感じました。

例えば、『雨の中で、バーベキューパーティーをやっている絵』を見せられました。

”雨がふっている”と認識することも、絵だから少し難しい部分があるのですが、息子の場合、もしも「雨である」と気が付いたとしても、それが「おかしい」と思わないのでは?と思いました。

「遊んでいたら、雨が降って来ちゃった」と思うだけで、その絵が不自然だとは思わないだろうなぁ、と感じました。

絵は3枚見せられましたが、息子は全て「分からない」と答えました。

ギフテッド用?視覚と言語の処理能力が優れていないと5歳児には無理な問題

私(一応大卒)でさえ、ちゃんと聞いていないと質問と答えが分からないような問題も出ました。

  • 白い蝶、黄色い蝶、それぞれ数がバラバラの絵
  • 赤い花、黄色い花、それぞれ数がバラバラの絵

この2枚の絵を見せられて、
「白い蝶がXX匹います。黄色い蝶がXX匹います。赤い花がXXつあります。黄色い花がXXあります。黄色い蝶は、黄色い花に止まります。白い蝶は、赤い花に止まります。お花に止まれない蝶は、何色の蝶ですか?また、それは何匹ですか?」

この質問を(ゆっくりではあるけれど)一気に言いました。

えぇ!?
「何色の蝶ですか?」かと思いきや、最後の「何匹ですか?」と来たので、私でも白い蝶と赤い花の数を目で追って、再確認してしまいました。

これは無理でしょう…。

息子
白い蝶、XX匹!

案の定、白い蝶の”全部の数”を答えていました。

5歳児がこの質問に正解できたら、逆に不自然な気がしました。

大人が話す言葉を、最初から順序よく聞き逃さずに聞ける子は、答えられるのかな?

この問題は、ギフテッドを見分けるためのものか?

そんな印象でした。

お絵かきテスト

「〇〇の絵を描いてください」と言われて、その絵を鉛筆で各テストです。

息子に出された「お題」は、「男の子」でした。

自分の名前が書けるか

最後に、自分の名前を(ひらがなで)書きます。

お絵かきテストの用紙の余白に、書かされました。

親が受ける「聞き取り調査」もある!

親が”問診”のような、ヒアリングをされる「聞き取り調査」もありました。

「はい」「いいえ」で答える細かい質問が並びますが、未就学児に対する質問としては違和感を覚える項目も多かったので、おそらく小学生(低学年)の保護者向けと共通です。

例えば、「学校まで一人で行けるか」「一人で入浴できるか」とか。迷わず「いいえ」が付く項目がたくさんありました。

途中で「はい」や「いいえ」が一定数揃うと、他のページに飛んでいたので、子供の傾向をつかむための調査表のようです。

発達検査の所要時間

今回の発達検査の所要時間は、約1時間半でした。

13:00から始まって、終わったのが14:30頃です。

  • 最初の不安を軽減させるところで時間を要したこと
  • 親の”聞き取り調査”は、子供の発達検査中に並行して実施できること

を考えると、本来であれば1時間くらいで終わるのだと思います。

私は、息子の発達検査中に離れることができなかったため、発達検査が終わってから、自分が受ける「聞き取り調査」をしてもらいました。

実際には、1時間半よりも、もっと時間がかかった印象でした。それくらい、疲れました。

受ける前に聞こうと思っていた、発達検査の種類も聞き忘れて帰って来てしまいました。それくらい「もう帰りたい」気持ちでいっぱいでした。

一番頑張ったのは、息子本人ですね。

結果がどうであろうと、眠くて疲れている中、机にちゃんと座って質問に答え続けた息子の姿は、100点満点以上でした。


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